近年、人気を集めている「ナチュラルモダン」スタイル。自然素材の温もりと洗練されたモダンなデザインを融合させた住まいです。この記事では、ナチュラルモダンな内装の魅力について、実際の住まいの間取りの事例を交えながらご紹介します。ぜひ参考にしてください。
新築の内装で人気のナチュラルモダンとは
ナチュラルモダンとは具体的に、どのようなスタイルを指すのでしょうか。
ナチュラルモダンとは、自然素材の温かみと、都会的で洗練されたモダンデザインを融合させたスタイルです。
内装だけでなく、外観もナチュラルモダンで統一できます。ナチュラルな外観については、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はチェックしてみてください。
内装をナチュラルモダンに仕上げるポイントとは
一見すると、ナチュラルモダンは上級者向けの内装に思われるかもしれません。しかし、ポイントさえ押さえれば、誰でも取り入れられます。
ここでは、内装をナチュラルモダンに仕上げるポイントを紹介します。
シンプルで無駄のない空間にする
ナチュラルモダンな内装は、全体的にすっきりとした印象に仕上げるのがポイントです。たくさんの家具や小物を置くと、視覚的にごちゃついて、ナチュラルな雰囲気が損なわれます。インテリアは本当に必要なものだけに絞り、広々とした空間を意識しましょう。
また、内装の色使いは基本的には3色以内に抑えることもポイントです。壁紙やカーテンなどの柄物も、なるべく避け、白やグレー、ベージュなどのニュートラルな色をベースにすると、落ち着いた雰囲気になります。
柄物を取り入れる場合は、シンプルなストライプや無地のものを選ぶと良いでしょう。
無垢材を床や天井に使用する
床や天井に無垢材を使用すると、お部屋全体が優しい雰囲気に包まれます。無垢材とは、天然の木材をそのまま板にしたもの。木の温もりや自然な風合いが魅力です。
またその他、建材や造作部材(笠木・カウンターなど)も自然素材にすると、風合いが出ます。
自然素材でできた床は素足で歩くときの肌触りが快適で、リラックス効果も期待できます。無垢材は特に調湿効果もあるので、一年を通して快適な室内環境を保てるでしょう。
天井にも無垢材を取り入れると、より一層ナチュラルな雰囲気に。天井を板張りにすると、空間全体に温かみが感じられます。梁を見せるデザインを取り入れた場合は、空間全体に立体感が生まれて、より個性的な空間に仕上がるでしょう。
無垢材は木の種類によって色味が変わる点もポイント。例えば、明るい色の無垢材は、お部屋が明るく開放的になりますが、濃い色の無垢材は、落ち着きのある部屋になります。
遊び心のあるインテリアを選ぶ
ナチュラルモダンは先で述べた通り、シンプルで落ち着いた雰囲気の中に、どこか温かみを感じられるのが魅力です。
しかし、単にシンプルすぎると、味気ないものになります。ワンランク上のナチュラルモダンを目指すなら、遊び心のあるインテリアを取り入れましょう。
遊び心といっても、派手な色使いや柄物を取り入れる必要はありません。現代アートのような少し特徴的なデザインの椅子や、変わった形のオブジェなどを置くだけで、空間のアクセントになり、グッとおしゃれになります。
また、インテリアの素材にこだわってみるのもおすすめです。陶器やガラスなどで作られたオブジェは、ナチュラルな雰囲気に馴染みやすく、温かみのある空間作りに役立ちます。
インテリアでナチュラルモダンに仕上げるポイント
新築の家を建てるなら、内装だけでなく、インテリアコーディネートも同時に考えたいものですね。以下では、インテリアでナチュラルモダンに仕上げる4つのポイントを紹介します。
インテリア装飾のテイストを考える
ナチュラルモダンは、インテリアの組み合わせ方次第でテイストが変わる、自由度の高いスタイルです。ナチュラルとモダンのバランスによって、部屋の雰囲気は大きく変わります。
無垢材の家具を多く取り入れ、グリーンをたくさん飾れば、よりナチュラルな雰囲気に。シンプルなデザインの革製ソファやモノトーンのインテリアを組み合わせれば、洗練されたモダンな印象になります。
インテリアを選ぶ際は、雑誌やウェブサイトなどを参考に、様々なコーディネートを見てみましょう。そして家族で、どちらのテイストを重視したいか話し合い、インテリアを選んでみてください。
一方が木の温もりが感じられるナチュラルな空間を、もう一方はスタイリッシュなモダンな空間を好むといった場合も、お互いの希望をバランスよく取り入れることで、両方が満足できる空間を作れます。
自分たちの好きなスタイルを見つけ、自分たちの家に合ったインテリアを選んでみましょう。疑問やお悩みがあれば、ステーツの担当者にお気軽にご相談くださいね。
スチールやアイアンの雑貨や家具を選ぶ
ナチュラルモダンな空間に無機質な素材の雑貨や家具を取り入れると、より洗練された空間になります。
特にスチールやアイアンなど素材は、シャープな印象とクールな質感が特徴です。ナチュラルな部屋の雰囲気の中で、絶妙なアクセントになります。例えば、階段の手すりをスチール製にする、あるいは、壁にスチール製の棚を取り付けるなど、様々な方法で部屋に取り入れられるでしょう。
ナチュラルモダンな家にマッチするアイテム選びのポイントは「カラー」です。ブラックのスチールやアイアンは、部屋を引き締め、モダンな雰囲気に。ゴールドやシルバーといったメタリックなカラーは、高級感や華やかさを演出できます。
全体的にインテリアの色味をおさえる
ナチュラルモダンでは、内装に木や石など、自然素材を取り入れることが多く見られます。インテリアのカラーも、これらの素材に合うような落ち着いたトーンでまとめることが大切です。
白やベージュ、グレーなどのニュートラルな色をベースに、アクセントカラーは1色程度に抑えましょう。
アクセントカラーを選ぶ際は、アースカラーと呼ばれる、自然の中に存在するような落ち着いた色を選ぶと、よりナチュラルな雰囲気になります。例えば、深緑やマスタードイエロー、テラコッタなど、自然からインスピレーションを受けたような色です。
また、木目の家具を取り入れる場合は、その色味も全体のコーディネートに合わせるのがポイント。内装の色味や他のインテリアとトーンを合わせて、部屋全体に統一感を持たせると、より洗練された印象になります。
観葉植物を置いてアクセントを加える
観葉植物は、単に緑を取り入れるだけでなく、部屋に潤いと癒しを与えてくれます。特に、ナチュラルモダンなインテリアには、葉の色が明るめで柔らかい印象の観葉植物がおすすめです。丸みを帯びた葉や斑入り(ふいり)の葉を持つ品種は、部屋を優しい、柔らかな雰囲気にします。
また、アイビーやポトス、ゴムの木などは、比較的育てやすく、ナチュラルモダンなインテリアによく馴染む品種です。これらの植物は、生長が早く、初心者でも育てやすいメリットもあります。
観葉植物を飾る鉢も、全体のコーディネートを左右する重要な要素です。白やアイボリーなどの陶器鉢は、シンプルで清潔感があり、インテリアにも合わせやすいでしょう。天然素材の鉢カバーを使用すると、より温かみのある雰囲気になります。
ナチュラルモダンの間取り事例
以下ではステーツが建てたナチュラルモダンの間取り実例をご紹介します。
事例01:木の温もりとスタイリッシュなインテリアがマッチ
面積:28.55坪
家族構成:夫婦+子供2人
こちらの事例は4人家族が快適に暮らせる、28.55坪のナチュラルモダンな住まいです。木の温もりを感じられる床や自然素材を取り入れた内装が、温かみのある空間を作り出しています。
壁紙やダイニングの照明器具などにも、モダンな要素を取り入れて、洗練された印象をプラス。ナチュラルとモダンの絶妙なバランスが魅力の、家族みんなが笑顔で過ごせる理想の住まいとなっています。
事例02:自然素材をふんだんに使った心地良い暮らし
面積:34.31坪
家族構成:夫婦+子供2人
こちらの事例は、34.31坪の空間の中で、自然素材のぬくもりを感じられる、ナチュラルモダンな建売住宅です。
床やカウンター、洗面台など、随所に自然素材を配置。心地よく、温かみのある雰囲気を演出しています。
シンプルながらも洗練されたデザインは、飽きがこず、長く愛せる住まい。夫婦と子供2人の4人家族が、快適に暮らすための工夫が凝縮された、理想のナチュラルモダンが実現しました。
事例03:広々とした空間に自然素材とモダンアイテムが融合
面積:37.90坪
家族構成:夫婦+子供2人
こちらの事例は、37.90坪の広々とした空間が魅力の住まいです。
床や造作部材には、木の温もりを感じさせる素材を使用し、ナチュラルな雰囲気を演出。一方で、ダイニングの印象的なペンダントライトや、TVボードのブラックな部材など、モダンな要素を取り入れることで、スタイリッシュなアクセントを加えています。
まとめ
新築の家づくりでナチュラルモダンな内装を作るには、床や天井の素材やインテリアなどのポイントを押さえることが大切です。
色や全体のバランスなどを加味しながら、アイテムを組み合わせることで、自然の温かみと洗練された雰囲気が感じられる家づくりが実現します。
ステーツでは、今回ご紹介した以外にも多くの実績があります。「平屋を建てたい」「リフォームを検討している」など、お客様のご希望に寄り添いながら理想の家作りをお手伝いいたします。
店舗はもちろん、展示場や見学会でも、相場や費用などご相談いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。