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家づくりコラム

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2階洗面台は必要?設置するメリット・デメリットを解説

朝の忙しい時間、洗面台を家族で取り合う……といった経験はありませんか?実は、そんな悩みを解決してくれるのが「2階洗面台」です。

この記事では新築注文住宅で2階洗面台の設置を検討中の方に向けて、設置のメリット・デメリットを解説します。ぜひ参考にしてください。

2階洗面台のメリット

2階洗面台を設置したら、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下で、2階に洗面台を設置するメリットを紹介します。

朝の身支度の混雑が解消される

メリットの一つ目は朝の身支度の混雑を解消できることです。

特に家族が多いご家庭や、化粧やヘアスタイリングに時間がかかる方がいるご家庭では、朝の洗面台は戦場状態。順番待ちでイライラしたり、時間がないからとバタバタしたりした経験がある人は多いのではないでしょうか。

その点、2階に洗面台があれば、1階と2階で分かれて身支度ができて、朝の混雑を解消できます。例えば、4人家族なら、1階と2階で2人ずつ使えるので、待ち時間が大幅に短縮。化粧や髪のセットに時間がかかる人でも、ゆっくりと自分のペースで身支度できます。

家事や掃除が効率的になる

2階に洗面台を設置すると、家事を効率化できる点もメリットです。

例えば、加湿器への給水や、部屋の拭き掃除、観葉植物の水やりなど、2階で水を使う場面は意外に多いもの。洗面所が1階にしかないと、バケツを持って階段を上り下りする手間がかかって、つい後回しにしてしまいがちです。

しかし、2階にも洗面台があれば、その場でサッと用を済ませられるので、掃除のハードルがぐっと下がります。特に、冬場の加湿器への給水は、重いタンクを持って階段を上り下りするのは大変な作業。2階洗面台があれば、この手間が省けるのは大きなメリットです。

また、育児や介護などで2階で過ごすことが多い場合も、洗面台があると便利。赤ちゃんのおむつ交換や、介護者の手洗いなど、水を使う機会が多いからです。

2階洗面台は、家事を楽にするだけでなく、清潔な住環境にもつながります。掃除がスムーズに行えるので、部屋をいつも清潔に保ちやすくなるでしょう。

生活リズムが異なる家族に配慮できる

2階に洗面台を設置するメリットの一つに、「生活リズムの異なる家族への配慮」が挙げられます。

例えば、早朝に仕事に出かける人がいる一方で、ゆっくり寝たい人もいるといった、家族の生活リズムは様々です。洗面所が一つしかないと、早起きの人は他人を起こしてしまう可能性があります。

しかし、2階にも洗面台があれば、それぞれの部屋から近い場所で身支度が可能。お互いを邪魔することなく、自分のペースで生活できます。

また、テレワークが増えている現代では、自宅で仕事をする人も少なくありません。2階に洗面台があれば、会議の合間にさっと手を洗ったり、顔を洗ったりすることもできます。

このように、2階洗面台は、家族のライフスタイルに柔軟に対応できる便利な設備です。

2階洗面台のデメリット

2階洗面台には当然ながらデメリットもあります。設置前にぜひ、確認しましょう。

設置費用がかかる

2階洗面台のデメリットの一つが建築費用の大幅なアップ。洗面台本体だけでなく、水道配管や電気配線、床や壁の工事など、様々な費用が加算されます。

例えば洗面台のタイプや、設置場所、工事の規模によって費用は大きく変動することも。特に新築時に比べてリフォームで2階洗面台を設置する場合は、費用が高額になる傾向があります。

新築住宅で2階洗面台を設置したいと考えている方は、事前に業者に見積もりを依頼し、費用を確認することが大切です。洗面台の機能やデザイン、耐久性なども考慮しながら、自分にとって最適なプランを選びましょう。

設置スペースが必要になる

設置スペースが必要な点もデメリットです。洗面台を設置するには、ある程度の広さが確保できなければなりません。

一般的に、洗面台を設置するのに必要なスペースは、最低でも1帖程度と言われています。洗面化粧台だけでなく、収納スペースや通路なども考慮すると、もう少し広めのスペースが必要になる場合も。

限られたスペースの中で、洗面台を設置したい場合は、洗面化粧台ではなく、洗面ボウルのみの簡易洗面台を選ぶのも一つの手です。コンパクトな洗面台であれば、場所も費用も抑えられます。

しかし、洗面台を設置する場所は、水道配管の関係で制限される可能性もあるので、事前に設置できる場所の確認をすることが大切です。

家づくりの段階から、設置場所をしっかり計画しておきましょう。

掃除の手間がかかる

掃除の手間が増えることもデメリットの一つです。

洗面台が増えるということは、それだけ掃除する箇所が増えるということ。水回りである洗面台は、こまめな掃除が欠かせません。特に、蛇口周りやシンクは、水垢や石鹸カスなどがつきやすいので、定期的な清掃が必要です。

また、洗面台周辺には、タオルやハンドソープなどの備品も定期的に洗ったり、補充したりする作業も生じます。

トイレ掃除に比べると、洗面台の掃除はそこまで大変ではありませんが、掃除する場所が増えることに違いはありません。

2階洗面台を設置する際は、掃除の手間が増えることを考慮して、掃除しやすい素材やデザインの洗面台を選ぶことが大切です。

2階洗面台がある間取り事例

以下はステーツが建築した2階洗面台がある間取り事例です。家づくりの参考にしてみてください。

2階ホールに手洗い兼オープンスペースを設置

延床:34.14坪
家族構成:夫婦+子ども2人

2階ホールに、手洗いカウンターと兼用できるオープンスペースを設けた事例です。1階に床暖房も設置されているので、2階も暖気が上がって均一な温度に。2階のホールでも快適に過ごせます。

このスペースは、洗面だけでなく、ドレッサーとしても活用できます。

限られたスペースを有効活用したい方や、多様な用途に使えるスペースを求める方におすすめです。

2階廊下に洗面台がある間取り

延床:34.31坪
家族構成:夫婦+子ども2人

2階の廊下を歩くたびに立ち寄れる便利な場所に洗面台を設置した事例です。トイレからもすぐの距離にあり、使い勝手も抜群。洗面所の隣には収納スペースと子供部屋の棚があるので、生活音が気になりにくい設計になっています。

この間取りのポイントは、2階にある3つの部屋からどこへ行くにもアクセスしやすい場所に洗面台が配置されている点です。家族みんなが快適に使える、機能的な間取りと言えるでしょう。

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スタイリッシュな洗面空間

延床:34.89坪
家族構成:夫婦+子ども2人

2階に特別な洗面空間を設けた事例です。

水しぶきが飛び散りにくいよう設計されたスクエアラインの洗面ボウルは、機能性と美しさを両立。シャープなデザインが、洗練された印象を与えます。

ただ手を洗う場所にとどまらず、朝の忙しい時間帯のメイクアップや、夜のリラックスしたひとときを過ごすための特別な空間としても最適です。

2階洗面台の設置場所

2階に洗面台を設置するなら、どこに設置するのがベストなのでしょうか?代表的な設置場所は以下の3つです。

・トイレ横
・廊下
・寝室

トイレ横はトイレとの兼用で配管工事を最小限に抑えられるのがメリット。トイレから出た後すぐに手が洗えるのも衛生的です。洗面台下の収納スペースは、トイレットペーパーや掃除用具の収納に活用できます。

廊下は家族みんなが平等に使いやすく、外出前の身だしなみを整えるのにも便利です。廊下を掃除する際にも、水を汲んだり、手を洗ったりするのに役立ちます。スペースに余裕があれば、廊下の中央に洗面台を設置するのも良いでしょう。

寝室に洗面台を設置すれば、夜中に目が覚めてもすぐそばで手を洗えます。また、朝の忙しい時間帯に、洗面所が混み合うのを避けられます。

設置場所を選ぶ際のポイントは、動線や家族の生活スタイルに合わせて選ぶことです。例えば、子供がいるご家庭では、子供が使いやすい場所に設置するなど、家族の状況に合わせて最適な場所を選びましょう。

その他、洗面台の種類やサイズによっても設置できる場所が変わってきます。業者に相談しながら、最適な場所を見つけてみてください。

2階洗面台がおすすめな家族

2階洗面台が特に役立つのは、以下のようなご家庭です。

・家族が多い家庭
・2階で過ごす時間が長い家庭
・ベランダやバルコニーをよく利用する家庭

家族が多い家庭は朝の忙しい時間帯に洗面所が混雑し、時間がかかってしまうという悩みを解消できます。

2階で過ごす時間が長い家庭は子供部屋や書斎など、2階で長時間過ごす部屋がある場合、わざわざ1階まで降りる手間が省けます。

また、ベランダやバルコニーをよく利用する家庭は掃除や洗濯物を干す際に、すぐに手が洗えるので便利です。

これらの特徴に当てはまる家庭は、2階に洗面台を設置することで、より快適な生活を送れるでしょう。

一方で、2階洗面台が不要な場合としては、寝室が1階にしかない、2階をほとんど使用しないといったケースです。

ライフスタイルや家族構成に合わせて、2階洗面台を設置するかどうかを検討してみてください。

2階洗面台は新築時に取り付けるのがおすすめ

2階に洗面台を設置する場合は、新築時に取り付けるのがおすすめです。以下ではその主な理由を紹介します。

配管工事が必要になる

新築時に取り付ける場合と後付けする場合では、配管工事の費用が変わります。

2階に洗面台を設置するには、1階から水を引くための配管工事が必要です。新築時は、建物の構造に合わせて配管工事を計画できるため、費用を抑えられます。

一方、リフォームで後から2階に洗面台を設置する場合、既存の配管に新たな配管を繋ぎ合わせたり、壁や床を壊して配管を通したりする必要が生じます。そのため、新築時よりも高額な費用がかかります。

また、建物の構造によっては、そもそも2階に洗面台を設置できない場合もあります。新築の段階で設計に組み込むことで、このような問題を事前に防げます。

壁紙や床材の貼り替えが必要になる

2洗面台を設置する際に、必ずしも壁紙や床材の貼り替えが必要になるとは限りません。しかし新築時に比べてリフォームで後から設置する多くの場合でリフォームが必要です。

洗面台を設置するためには、壁や床に穴を開けて配管を通す必要があります。この際、既存の壁紙や床材の貼り替えが必要になるかもしれません。

洗面台は水を使う場所。万が一水漏れが起こった場合に備えて、洗面台周辺の防水処理を行う必要があります。防水処理を行うには、壁紙や床材を剥がして、防水シートを貼るなどの作業が必要です。

壁紙や床材の貼り替えが必要な場合、リフォーム費用はおおよそ20万円~50万円程度が相場。しかし、洗面台の種類や設置場所、配管工事の難易度、壁紙の交換の必要性などによって費用は大きく変動することも。

2階洗面台を設置する際は、できるだけ新築のときに取り入れる方がコストを抑えられます。

まとめ

2階洗面台のメリットは、朝の忙しい時間帯の混雑緩和や、2階での家事のしやすさなどがあります。一方、設置費用が加算されることや、設置スペースが必要になる点に注意が必要です。

新築時に設置する場合、配管工事の費用を抑えられ、スムーズに工事を進められます。しかし、リフォームで後から設置する場合には、費用が高額になるだけでなく、そもそも家の構造上、設置できない可能性もあるので、事前の計画が重要です。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、お客様が納得いく家づくりをサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。注文住宅に数多く関わらせていただいた住宅プランナーの視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。