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ステーツトップ » 家づくりコラム » アイランドキッチンの間取り事例3選!ポイントやレイアウトを紹介

家づくりコラム

ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。

アイランドキッチンは、リビングと一体感のある開放的な空間を作り出す人気の間取りです。おしゃれな見た目だけでなく、料理中のコミュニケーションがしやすく、家事動線も効率化できるなど、多くのメリットがあります。

この記事では、ステーツのアイランドキッチンの間取り事例や、配置のポイント、おすすめのレイアウトなどについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンとは、キッチンの一部もしくは全てを、壁から離し、島のように独立して設置したキッチンスタイルです。

「フラット対面型のキッチン(目隠しのない対面型のキッチン)」がアイランドキッチンだと勘違いされている方が多くいます。しかし、フラットでなくてもキッチンの周りを回れるものを「アイランドキッチン」といいます。

ではアイランドキッチンにはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で、代表的な4つのメリットを紹介します。

空間に開放感が生まれる

アイランドキッチンは空間全体が開放的に感じられる点がメリットです。壁から離れて独立しているため、リビングやダイニングとの一体感も生まれます。

キッチンのタイプによっては、吊り戸棚など視界を遮るものが少ないため、圧迫感がなく、広々とした印象も魅力の一つ。

キッチンが空間の主役となり、スタイリッシュで魅力的な空間を演出できるのも大きな特徴です。

複数人で調理しやすい

キッチンを囲むように作業スペースが広がっているアイランドキッチン。

家族みんなで料理を作ったり、ホームパーティーで皆で協力して料理を準備したりと、複数人で同時に調理をするのに最適なレイアウトです。

キッチン内を自由に動き回れるのも嬉しいポイント。料理の過程で協力し合ったり、会話を楽しみながら調理を進められます。

家族やゲストとのコミュニケーションが取りやすい

アイランドキッチンは必然的にダイニングやリビングと対面する形になるため、調理する人がリビングやダイニングの方を向いて作業でき、家族やゲストとのコミュニケーションが生まれやすくなります。

料理中も家族の様子を気にかけたり、会話に参加したりできます。特に、小さなお子様がいるご家庭では、調理しながら様子を見守れるので安心です。

また、来客時にも、キッチンからリビングにスムーズに料理を出せて、おもてなしの場としても活躍します。

家事動線が効率的になる

アイランドキッチンは、キッチンを中心にぐるりと動線を取れるため、家事を効率的に行えます。

特にキッチンとリビング・ダイニング間の移動がスムーズな点がメリットです。調理した料理をダイニングに運んだり、食器を片付けたりする際も、無駄な動きが減って、家事の負担を軽減できます。

冷蔵庫がどの位置にあっても料理する人や他の家族が冷蔵庫に行きやすい点もメリットです。

アイランドキッチンの間取り事例3選

以下はステーツが建築したアイランドキッチンの間取りです。家づくりの参考にしてみてください。

風格のあるオーソドックスなアイランドキッチン

こちらは「これぞアイランドキッチン」という風格のある、オーソドックスなスタイルの事例です。

キッチンがリビングの主役となり、空間全体が洗練された雰囲気です。

IHクッキングヒーターの導入により、安全で快適なクッキングを実現しています。このように、独立したアイランドキッチンは、キッチン周りを自由にアレンジできるので、思い通りのキッチン空間を演出できます。

隣接する洗面脱衣所やキャットルームなどの行き来もしやすい間取りが特徴です。

ペニンシュラアイランド型のキッチン

対面式キッチンの一つとして知られるペニンシュラキッチン。突き出した外観が半島(ペニンシュラ)に見えることから名づけられています。キッチンのカウンターの左右どちらかが壁に接している点が特徴的です。

こちらの事例は、ペニンシュラキッチンとアイランドキッチンの特徴を取り入れた、ペニンシュラアイランド型の事例です。

IHの隣に壁がくるので、油はねの心配もありません。スペースを省きながら、開放感も残しつつ、実用性とのバランスが良いキッチンです。

他室を通って一周できるアイランド型キッチン

こちらは、リビングはもちろん、他の部屋を通ってもキッチンをぐるりと一周できる動線を確保した、アイランドキッチンの事例です。

キッチンからダイニングへダイレクトにアクセスできるため、食事の準備や片付けも効率的。ランドリーとも繋がっており、家事動線のストレスを軽減できる間取りとなっています。

ステーツでは、今回紹介した事例以外にも、様々なタイプのアイランドキッチンをご提案しております。

お客様のご要望に合わせて、素材やデザイン、収納など、細部までこだわったキッチンづくりをお手伝いいたします。より詳しい事例をご覧になりたい方は、お気軽に資料をご請求ください

アイランドキッチンの間取りポイント

アイランドキッチンの魅力と、ステーツの実例を具体的に見てきました。ここからは、多様な選択肢の中から、最適なアイランドキッチンを選ぶための間取りのポイントを解説します。

収納スペースを確保する

アイランドキッチンは壁から離れて設置されるため、壁面を利用した収納スペースが限られます。シンク下に収納を付けても、調理器具や食器などを十分に収納できないケースもあるでしょう。

従って、アイランドキッチンを取り入れる際には予め収納スペースを確保することがポイントです。

収納スペースを確保する方法は様々ですが、例えば背面収納や床下収納、パントリーなどを設置すると良いでしょう。

背面収納では、キッチン背面に食器棚や家電収納を設置し、収納力をアップさせます。床下収納は、床下に収納スペースを設け、季節用品や大型の調理器具などを収納できる点がポイント。パントリーは、食品や食器などをまとめて収納できる専用の収納スペースです。

これらの収納方法を組み合わせることで、アイランドキッチンでも十分な収納スペースを確保できます。

LDK全体のバランスを考慮する

アイランドキッチンを導入する際、デザインや機能性はもちろんですが、LDK全体のバランスも非常に重要です。

間取り図を作成し、家具の配置をシミュレーションすることで、キッチンと他の空間とのバランスをより具体的にイメージできます。

特にキッチンの形や窓の向き、そしてキッチンをどこに配置するかは、LDK全体の印象を大きく変える重要な要素です。キッチンを部屋の中心に配置するのか、壁際に沿って配置するのかなど、様々なパターンを検討してみましょう。

また、アイランドキッチンはリビングやダイニングとの繋がりも大切です。それぞれのスペースでどのように過ごしたいのか、具体的なイメージを持ちながら、必要な広さを割り出しましょう。

例えば、ダイニングテーブルで家族団らんを楽しみたい場合は、ダイニングスペースを少し広めに確保するなど、生活スタイルに合わせたレイアウトを心掛けることがポイントです。

ワークトライアングルを意識する

ワークトライアングルとは、キッチンで頻繁に使うシンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結んでできる三角形のこと。この三角形が正三角形に近く、3辺の合計が3.6m~6m以内であれば、調理動線がスムーズになり、作業効率が向上すると言われています。

アイランドキッチンを設計する際も、このワークトライアングルを意識することが重要です。料理をする際に、この3つの場所を何度も行き来するため、動線がスムーズであればあるほど、調理時間が短縮され、疲れにくくなります。

逆に、3点間の距離が遠すぎると、何度も同じ場所を移動することになり、無駄な動きが増えてしまうのです。

アイランドキッチンでは、シンクとコンロが横並びになっていることが一般的です。従って、冷蔵庫を背面に配置することで、理想的なワークトライアングルが形成できます。

ただし、冷蔵庫を背面の左右どちらかに配置する場合には、動線が長くなってしまうことも。冷蔵庫の扉の開閉方向にも注意が必要です。

アイランドキッチンのおすすめレイアウト

アイランドキッチンのレイアウトは様々なので、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

以下では、ステーツが特におすすめしたいアイランドキッチンのレイアウトをいくつか紹介します。

キッチンとカウンターを一体化させる

キッチンとカウンターを一体化させるレイアウトの最大のメリットは、ダイニングテーブルを置かない選択肢ができる点です。

部屋がより広く感じられ、開放的な空間を実現できます。また、調理中もダイニングテーブルがすぐそばにあるので、食事の用意や片付けもスムーズです。

さらに、カウンターは調理台としてだけでなく、子どもたちの学習スペースや、ちょっとした作業スペースとしても活用できます。キッチンとカウンターの素材やデザインを統一すれば、より洗練された印象になるでしょう。

事前にどのような場面でキッチンを使うかを想定しておくと、来客時など、大勢で食事をする際のスペース不足を防げます。

キッチンの横にダイニングテーブルを設置する

キッチンのすぐ横にダイニングテーブルを設置するレイアウトのメリットは、キッチンとダイニングの距離が非常に近くなって、料理の提供や片付けがスムーズに行えることです。調理した料理をダイニングテーブルに運ぶ動作が最小限に抑えられて、家事を効率化できます。

また、コンパクトな空間でも、キッチンからダイニングへの動線がスムーズに。ダイニングテーブルを隣に配置すれば、キッチン前の空間にコンロ側からダイニングにすぐに行けるので、ストレスなく家事がこなせます。

さらに、キッチンとダイニングを一体化させれば、余ったスペースを別の用途にも活用可能です。収納スペースを増やしたり、子どもの遊びスペースを設けたりなど、アレンジできます。家族がキッチンに集まりやすくなって、コミュニケーションが活発になるのも大きなメリットです。

キッチンの対面にダイニングテーブルを設置する

キッチンの対面にダイニングテーブルを設置すれば、どちらに座っていても冷蔵庫や鍋、炊飯器までの距離が近くなります。

家族との会話が弾みやすく、食事の時間をより快適に過ごせるのも嬉しいポイント。料理中のちょっとした質問や手伝いもスムーズに行えるので、コミュニケーションが活発になります。

アイランドキッチンの注意点

多くの魅力があるアイランドキッチンですが、設置する前に知っておきたい注意点もいくつかあります。

おしゃれな見た目だけでなく、使い勝手や掃除のしやすさなど、実際に使う上でのポイントをしっかり押さえて、後悔のないキッチン選びをしましょう。

広いスペースが必要

一般的にアイランドキッチンは本体のサイズが大きいことに加え、人がスムーズに移動できるだけの通路スペースの確保が必要です。

オープンキッチンはキッチンとリビング・ダイニングが一体化しており、部屋全体に開放感が生まれますが、LDK自体の広さが限られる場合、逆に圧迫感が生まれることも。

特にコンパクトなLDKや間取りが複雑な部屋では、アイランドキッチンを設置できない可能性も考えられます。

従って、部屋の広さや間取りを事前に十分に考慮し、実際にキッチンを使った際の動線や収納スペースなどをシミュレーションすることが大切です。

後悔のないキッチン選びのためにも、事前に注文住宅を専門にしている、ステーツの担当者に相談することをおすすめします。

換気とにおい対策が必要

オープンキッチンは、壁で仕切られていないため、調理中の油煙や匂いがリビングやダイニングに広がりやすい点に要注意です。

特に揚げ物や焼き魚など、匂いの出る料理をすると、部屋中に匂いが充満し、カーテンやソファなどに匂いが染み付いてしまうことも。

このような問題を防ぐには、整流板を設けた吸い込みが強いレンジフードを事前に設置することがポイントです。整流板付きレンジフードは、調理中の油煙やにおいを効果的に捕らえ、フィルターや換気扇への汚れの付着を抑えられます。

調理を始める前に換気扇を回しておけば、空気を効率よく循環でき、匂いや煙の発生を抑えられるでしょう。

また、窓の位置や数を工夫することでも、このデメリットを抑えられます。

水はねや油はね対策が必要

特に、フラット対面式のアイランドキッチン(ダイニングやリビングとフラットにつながるキッチン)は、調理中の水はねや油はねがダイニングやリビングに飛散しやすく、掃除が大変になることも。

水はねや油はねガードを設置すれば、これらの対策が可能です。

ただし、水はね・油はねガードを設置すると、開放感が損なわれる可能性があるため、素材や高さなどの工夫が必要です。

デザイン性の高いガラス製のものや、シンク・コンロの形状に合わせたものなど、水はねや油はねガードには様々な種類があります。設置前に、素材や高さなどを確認してから設置しましょう。

生活感が出やすい

アイランドキッチンは、生活感が出やすい側面もあります。

キッチン上に物が散らかっていたり、ワークトップが油でベタついていたりすると、来客があった際も丸見えです。

しかし、この「生活感が出やすい」という点は、逆に、キッチンを常に清潔に保つためのモチベーションになる方もいるかもしれません。常に人が見ているという意識を持てる分、自然と掃除や整理整頓の心がけに繋がるからです。

調理中の手元を隠すために壁を高くしたりするなど、工夫次第で生活感を隠すことも可能です。

アイランドキッチンに向いている人

ここまでアイランドキッチンの魅力や注意点について詳しく見てきましたが、いざ自分の家に取り入れようと思っても、なかなか決断できない方も多いのではないでしょうか。

そこで以下では、アイランドキッチンがどのような方に向いているのか、具体的な条件を紹介します。

ホームパーティをする機会が多い

自宅に友人を招いてホームパーティーを開く機会が多い方や、家族みんなで料理を楽しむことを好む方には、アイランドキッチンに向いています。

アイランドキッチンは、キッチン周りにゆとりがあり、複数人で作業しやすいのが特徴です。

ゲストと一緒に料理をしたり、盛り付けをしたりする際に、お互いに邪魔することなくスムーズに作業を進められます。

家族とのコミュニケーションを大切にしたい

アイランドキッチンは、料理をする場所だけでなく、家族とのコミュニケーションを深める空間としても最適です。

アイランドキッチンはリビングやダイニングと一体化しているので、家族の気配を感じながら料理ができます。料理中も家族と会話したり、子どもの様子を眺めたりしながら家事ができるのは、忙しい毎日を送る方にとっても魅力的な間取りです。

アクセスしやすいので、家族がキッチンに集まりやすく、自然と会話が弾む点も魅力。

料理の合間にちょっとした相談をしたり、食事のメニューについて話し合ったりするなど、家族との絆を深めるきっかけになるでしょう。

おしゃれな空間にしたい

リビングダイニングと一体化し、おしゃれな空間を演出できる反面、収納・片付けが疎かだと生活感が出てしまう側面もあります。従って、こまめな片付けや掃除を習慣にして、おしゃれな空間にしたい方におすすめです。

調味料を出しっぱなしにしたり、キッチン周りに物を置きがちな方や、後回しにしがちな家事が多い方は、アイランドキッチンの開放的な空間が逆にストレスになるかもしれません。

一方で整理整頓が得意で、清潔なキッチンを保っておしゃれに過ごしたい方は、アイランドキッチンとの相性が良いでしょう。

まとめ

アイランドキッチンは空間全体を開放的にできる、間取りです。料理中も家族とのコミュニケーションが取りやすく、一緒に食事の準備を楽しめるので、家族とのコミュニケーションを大切にできます。キッチンからの家事動線も良くなる点も魅力です。

しかし、何も考えずに設置すると、広いスペースが必要になったり、収納が足りなくなったりする可能性があります。注文住宅でアイランドキッチンを取り入れる場合は、できるだけ早い段階から専門家に相談することが大切です。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、お客様が納得いく家づくりをサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。注文住宅に数多く関わらせていただいた住宅プランナーの視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。