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家づくりコラム

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【20坪台の間取り事例5選】注文住宅のおすすめ実例を紹介

20坪台の住宅は、平均よりも少しコンパクトな広さの家です。しかし、間取り設計のポイントを押さえれば、機能的でスタイリッシュな住空間をつくることができます。

本記事では20坪台の間取りについて、ステーツが建てた実例を元に解説しています。20坪台の家づくりの費用相場や間取りのポイントも解説しますので、ぜひマイホーム計画にお役立てください。

20坪台の間取りに関する基礎知識

マイホーム購入を検討されている方の中には、20坪台の広さや間取りが具体的にイメージできていない方も多いのではないでしょうか。そこで以下では、20坪台の家づくりで必要な土地の広さや一般的な間取り、おすすめの家族構成などを具体的に紹介します。

20坪台の広さのイメージ

20坪台の住宅とは、床面積が約66〜95平方メートルの住宅を指します。2〜4人で住む住宅として選ばれるケースが多いです。

ただし、3〜4人家族の場合、20坪丁度だと国土交通省の「誘導居住床面積」で定めている豊かな住生活の実現に必要な住宅の面積水準を下回ります。

従って、3〜4人家族で住宅を建てる際は、20坪中盤〜後半の広さを確保することが一般的です。

20坪台の家を建てるために必要な土地の広さ

一般的な住宅系の用途地域に多い建ぺい率と容積率を例に、20坪台の家を建てるために必要な土地の広さを見てみましょう。

土地の建ぺい率・容積率がわかると、20坪台の家を建てるために必要な土地の面積を計算できます。なお、今回は計算がしやすいように、各階の面積が13坪ずつの2階建て(26坪)を想定しています。

・建ぺい率:敷地面積に対する建築面積(建物の1階部分の面積)の割合。
・容積率:敷地面積に対する延床面積(建物の全階の面積の合計)の割合。

【建ぺい率50%、容積率100%のケース】

・必要な土地面積(建ぺい率から計算)=建築面積÷建ぺい率=13坪÷50%=26坪
・必要な土地面積(容積率から計算)=延床面積÷容積率=26坪÷100%=26坪

つまり、最低でも26坪の土地面積が必要です。

【建ぺい率60%、容積率200%のケース】

・必要な土地面積(建ぺい率から計算)=建築面積÷建ぺい率=13坪÷60%=21.67坪
・必要な土地面積(容積率から計算)=延床面積÷容積率=26坪÷200%=13坪

建ぺい率および容積率の両方を満たすために、最低でも21.67坪の土地が必要です。

このように建ぺい率や容積率などの規制により、建てられる家の広さが制限されますので、地域の決まりを確認しましょう。

20坪台の一般的な間取りと家族構成

20坪台で住宅を建てる場合、限られた空間を有効活用するためにも、間取りが重要です。一般的な間取りとしては、2LDK〜3LDKが挙げられます。

20坪台の住宅は、3~4人家族に適した広さです。夫婦と子供1人のご家庭の場合、夫婦で同じ寝室にすることで、2LDKでも子供部屋を確保できます。また、3LDKであれば夫婦それぞれの部屋を設けられますし、寝室を1つにまとめて趣味部屋を設けることも可能です。

夫婦と子供が2人の家庭で、子供それぞれに個室を設けたい場合は、3LDKが適しています。

20坪台の間取り実例5選

以下ではステーツが施工した20坪台の間取り実例をご紹介します。

3LDKの2階建て

2階に3つの居室をまとめ、1階部分を水回りとLDKに配置。広いリビングを確保した開放的な設計が特徴です。

2階に居室をまとめるデザインには、1階に広いリビングを確保できるメリットがあります。家族間のコミュニケーションが少なくなりやすいことが課題となることも。

しかし、こちらの事例ではリビング階段を採用することで、家族が顔を合わせやすい間取りが実現しました。リビング階段は、2階へ上がる際にリビングを通るため、家族が自然と顔を合わせ、コミュニケーションを取る機会が増えるつくりになっています。

階段下に収納スペースを配置しており、デッドスペースをうまく活用している点も特徴的です。

1階に寝室を配置

新築を検討する多くの方は、20代~40代の比較的若い世代です。しかし、30年・40年後、体力や筋力が低下した際、階段の昇降は負担となり、住み心地が悪くなる可能性があります。

1階寝室は、将来を見越したバリアフリー設計として、長く快適に住み続けたい方におすすめの間取りです。小さな子供がいるご家庭の場合も、寝室が近く、1階で生活が完結できると生活しやすくなります。

こちらの事例は1階寝室とファミリークロークを組み合わせることで、洗濯動線を短縮し、家事効率をアップしています。寝室から直接クローゼットに行けるため、洗濯物を取り出す・干す・仕舞うといった作業をスムーズに行うことが可能です。朝起きたらすぐに洗顔や歯磨きをする際にも移動距離を最小限に抑えられます。

病気や介護が必要になった場合も、階段移動の負担が軽減され、安全に生活を送れるでしょう。

総2階24坪

LDKは優先して広い空間を確保した間取り事例です。家族で集まる場所、家の中で長い時間を過ごす場所をゆったりとした広さを確保しました。

階段下にできるデッドスペースをトイレや収納スペースとして上手く活用している点もポイント。限られた空間で理想の間取りを実現させています。

また、廊下を無くし、最低限のホールの広さのみを確保。寝室や子ども部屋など、日常的に使用する場所ができるだけ広くなる間取りを設定しています。

3LDKの平屋

限られたスペースを最大限に活用するために、デスク、収納、ベッドはすべて造付けで設置しました。

既製品の家具と比べて、部屋の形状に合わせた無駄のない設計が可能となり、スペースの有効活用が実現しました。

将来的な使い勝手も考慮し、デスクはシンプルなカウンタータイプを採用。成長に合わせて様々な用途に活用できるだけでなく、部屋の雰囲気にも溶け込みやすいデザインです。

収納はコストダウンと開放感の両立を目指し、建具は設置せずオープンな空間を演出しています。将来的には、ロールスクリーンを設置し、目隠しや収納スペースの追加もできるつくりとなっており、柔軟性が高い点も魅力です。

空間を縦に使う家

限られた敷地面積を最大限に活用し、機能的な間取りと工夫を凝らした間取りです。1階は、家族が集まるLDKをメインに、開放感のある間取りを採用しています。キッチン、ダイニング、リビングが一体となった広々とした空間が特徴です。

階段裏には、デッドスペースを有効活用した収納スペースを設けました。掃除用具や季節用品など、普段あまり使わないものを収納することで、リビングやダイニングをスッキリ保てます。

2階には、プライベート空間とテレワークスペースを兼ね備えた、機能的な間取りを採用。主寝室はテレワークスペースと繋がっている点が特徴的です。子供それぞれの部屋は、成長に合わせて様々な用途に活用できます。

20坪台の注文住宅を建てる際の費用相場

20坪台と一口に言っても幅が広いため、真ん中の25坪を例に解説します。ステーツで25坪の注文住宅を建てる場合、費用は1,683万円〜2,222万円程度です。

選ぶプランやオプションによって価格は異なります。注文住宅の建築費用相場や、費用に影響を与える要素を事前に理解しておくと、見積もりやプラン内容をより適切に比較検討できるでしょう。

なお、20坪という限られた空間の中で理想を叶える場合、優先順位決めが大切になります。

まずはステーツのカタログやモデルハウスを見て、ご家族にとって理想のマイホームのこだわりを形にしていくことから始めましょう。

延床面積20坪台の間取りの特徴

延床面積20坪台の間取りにはどのような特徴があるのでしょうか。以下で主なメリットを解説します。

土地を有効活用できる

延床面積20坪台の間取りは、限られた土地を有効活用できる大きなメリットがあります。

建ぺい率や容積率などの規制を考慮する必要はありますが、3階建てにすることで、15坪以下の狭小地でも建築が可能です。

また、土地がある程度広い場合、建物をコンパクトに設計すると、広々とした庭を確保できます。ガーデニングやバーベキューなど、屋外でのアクティビティを楽しみたい人に最適です。

コンパクトな暮らしができる

延床面積20坪台の間取りは、コンパクトな空間だからこそ実現できる様々なメリットがあります。

洗濯機からバルコニーへの移動、寝室から浴室への移動など、家事動線が短くなると、家事の負担を軽減できます。限られた時間の中で、効率的に家事がしやすくなるでしょう。

家事動線の短縮は、必然的に物の整理整頓を促します。必要なものだけを残し、すっきり生活できます。

掃除やメンテナンスにかかる時間も労力も削減できる点もメリットです。限られたスペースを効率的に管理できれば、家事の負担を軽減できます。

建築コストを抑えられる

延べ床面積が狭いと、使用する資材量が少なくなるため、建築費を節約できます。建築費を節約できれば、その分土地代にお金をかけることも。駅近や人気のエリアなど、資産価値の高い土地も検討可能です。

人気エリアは資産価値が下がりにくい傾向にあるので、長期的な視点で資産形成を考えている方にとっても、魅力的な選択肢となるでしょう。

予算が少ない方や、家具や設備などにコストをかけたい方にもおすすめです。限られた予算の中で、自分たちの希望に合ったプランを実現できます。

20坪台の間取り作りのポイント

20坪台の限られた間取りで快適に暮らせる家を作るには、どのような点に注意したら良いのでしょうか。主なポイントを紹介します。

各部屋必要な寸法を考える

限られた空間を有効活用するためには、部屋ごとに必要な広さを把握し、メリハリのある間取りの計画が必要です。

まず、各部屋で最低限必要な広さを把握しましょう。家具の配置や動線を考慮し、寝室やリビング、キッチンなど、必要な寸法を考える必要があります。

廊下や収納スペースなどは、最小限の広さに抑え、リビングやダイニングなどの主要な部屋は広めに確保すると、空間が広く感じられます。

吹き抜けや窓を効果的に取り入れると、開放感と明るさを演出できるでしょう。

廊下を減らして居住スペースを広くする

廊下をなくして居住スペースを広くすると、限られた空間を有効活用できます。

20坪台という限られた空間では、特にLDKの広さが重要です。家族が集まって過ごすリビングやダイニングをより広く、開放的にできます。

デッドスペースを活用する

20坪台という限られた空間を最大限に活かすためには、デッドスペースを有効活用することがポイントです。本来、壁や天井に囲まれていて活用しにくいと思われがちなデッドスペースも、工夫次第で収納スペースになります。

階段下や屋根裏、床下などは、代表的なデッドスペースです。これらのスペースを有効活用できると、床面積を消費せずに収納量を増やせます。

壁のくぼみやちょっとしたスペースを活用したニッチ収納も、20坪台の間取りに最適です。ちょっとした小物や生活用品を収納しやすく、空間を有効活用できるでしょう。

開放感を演出する

物理的に面積を広げることは難しくても、様々なアイデアを取り入れると、心理的に広く感じられる空間作りが可能です。

例えば、天井高を高くすると、圧迫感がなくなり、開放感のある空間を演出できます。

また、リビングを2階に配置すると、日当たりも良くなり、開放感のある空間となるでしょう。

採光を確保する

明るく開放感のある住空間を実現するためには、採光計画が重要です。特に、狭小地や奥まった土地は十分な自然光を取り込むことが困難なため、採光対策が欠かせません。

また、分譲地で建てられるコンパクトな平屋など、隣家との距離が近い物件でも採光が課題になるケースが多いです。

採光を確保するには窓を増やしたり、天窓を作ったりするのが効果的です。その他、キッチンや水回りなど、日当たりの悪い場所に小窓を設けることでも、採光を確保できるでしょう。

家族同士のプライバシーに配慮した設計にする

20坪台という限られた空間でも、家族みんなが快適に過ごせるように、プライバシーに配慮した設計が重要です。個室の書斎やプライベートルームを設けるのは難しい場合もありますが、工夫次第で限られたスペースでもプライバシーの確保が可能です。

例えば、2階の階段ホールや廊下をちょっとしたプライベートスペースとして活用してみてはいかがでしょうか。これらの場所は比較的通る頻度が少ないスペースなので、読書やリラックススペースとして利用できます。

また、防音性を高めて、リビングや他の部屋の音が伝わりにくくすることも対策の1つです。

まとめ

20坪台という限られた空間でも、家族構成やライフスタイルに合わせた、快適で充実した住空間を実現することは可能です。

今回ご紹介した20台坪の間取り事例や費用相場、ポイントなどを参考に、ご家族が笑顔で過ごせるマイホームを目指してみてください。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、納得いくまで新築マイホームのプランをご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
ステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。注文住宅に数多く関わらせていただいた住宅プランナーの視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。