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家づくりコラム

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猫と快適に住む理想の家とは?注文住宅で叶える間取りや事例を紹介

猫と一緒に楽しく住む家は、いったいどんな家が良いと思いますか?

この記事では、自分たちの好みで建てる注文住宅で押さえておきたいポイントや、猫との暮らしを快適にするアイデアを、事例とともにわかりやすく紹介します。ぜひ参考にしてください。

猫と快適に住む!理想の家をつくる際に押さえておきたいポイント6選

せっかく家をつくるなら、猫にも人にも快適ですてきな家をつくりたいものです。

ここでは、猫と暮らす住まいを注文住宅で建てるときに大切なポイントを6つお伝えします。

キャットウォークを設置して上下に動ける動線をつくる

猫にも快適な家をつくるには、猫の好みを考えた環境が大事です。猫は高い場所が好きで、冷蔵庫やカーテンレールに登って周りを見ることもあります。そのため、家の中でも猫が上り下りしやすい場所をつくることが大切です。

たとえば、キャットウォークです。キャットウォークは壁に取り付けられる通路で、猫が高い場所から低い場所へ行けるようにしてくれます。

また、吹き抜けをつくるのも良いでしょう。吹き抜けにキャットウォークを付ければ、猫は高い場所から家の中を見渡すことができます。

猫と快適に住む家をつくるためには、上下の移動がしやすい環境を整え、猫が快適に過ごせるようにしてあげることがポイントです。注文住宅を建てる際には、ぜひこれらのアイデアを取り入れてみてください。

日向ぼっこができる窓辺をつくる

猫と快適に住む家をつくる際に大切なポイントのひとつは、日の光が差し込む窓辺の場所を猫用に設けることです。猫は日向でお昼寝を楽しむのが好きなもの。家の中には猫がのびのびと寝転びながら、外の景色を楽しめるスペースを窓辺につくってあげましょう。

まずは日の光がたくさん入る窓辺を選んでください。窓の外の景色や鳥の動きなどを楽しめるように、座ったり寝転んだりできるスペースを窓の下に取り付けるのも忘れてはいけません。猫が気持ちよく過ごせるようにクッションやベッドを置いてあげれば、より快適なスペースになります。

さらに、窓辺の上に猫が上がれるスペースをつくってあげるのも良いでしょう。そうすることで、猫は部屋全体を見渡すことができ、安心感を感じられます。

窓辺を猫が快適に過ごせるスペースにすることは、猫と人が一緒に暮らす家をつくる際に、大切なポイントとなります。家をつくる時は、ぜひ窓辺つくりにもこだわってみてください。
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脱走しないようにドア対策をする

猫と快適な家づくりの大事なポイントのひとつは、猫が屋外へ脱走しないようにすることです。

猫は基本的に室内飼いが推奨されていますが、注意していても対策をしていないと外に出てしまうことがあります。玄関や開口部からの脱走を防ぐために役立つのは、網戸ロックや猫用フェンスを設置することです。

「網戸ロック」は窓や玄関のドアに取り付けて、猫が開けられないようにします。「猫用フェンス」は窓や出入り口に設けて、猫が外に出ないようにするものです。このようなアイテムを設置すれば、猫が脱走するのを防ぎ、猫の身を守ることができます。

屋内では猫が自由に動き回れるように、猫専用のドアを設置するのもおすすめです。専用のドアがあれば、猫は必要な時にほかの部屋へと自由に出入りできるので、運動不足になったり、退屈してしまったりする心配がありません。

猫と共に快適に過ごす家をつくりたい時は、脱走防止策をしっかりと考えることが大切です。安全で快適な環境を整えて、猫に幸せな生活を送ってもらうためにも、家をつくる段階でしっかりと検討しておきましょう。

猫専用トイレスペースをつくる

猫と楽しい家づくりのヒントのひとつは、猫用のトイレスペースをつくることです。

はじめに、猫のトイレをどこに置くか考えましょう。静かで、家族やほかのペットから離れた場所がおすすめです。トイレスペースは猫がいつでも使えるように、常に開放しておいてください。

トイレの際、猫がリラックスできるように、周りの環境にも気をつかってあげましょう。猫はトイレの後に砂を足で飛ばすこともあるので、食事をしたり水を飲んだりする場所から適度に離してあげるのがおすすめです。

猫と人の両方が快適に暮らせる家をつくるためにも、猫のトイレスペースは、ぜひ事前に考えておきましょう。

狭くて隠れんぼができるスペースをつくる

猫と一緒に暮らす快適な家をつくりたいなら、狭くて隠れられるスペースを用意してあげましょう。猫は狭い場所で隠れたり遊んだりするのが好きだからです。

具体的には、本棚の上やベッドの下にオモチャやクッションを置いて、猫が楽しめるように工夫をしてあげると良いでしょう。隠れられるスペースがあるキャットタワーを用意するのもおすすめです。

狭い隠れ家のようなスペースを用意してあげることで、猫はリラックスして過ごせます。快適に過ごす猫の姿は、見ていてとてもいやされるものです。家の中に猫のための特別な場所を用意して、共に気持ちよく過ごせる空間をつくりましょう

爪とぎスペースを複数つくる

猫と一緒に過ごす家をつくる時には、爪とぎスペースをいくつか用意しましょう。なぜなら、猫は爪をするどく保つために爪とぎが必要なため、適切な場所がないと家具やカーペットに爪を立ててしまうことがあるからです。

場所はリビングルームや寝室、キッチンなど、猫がよくいる場所に設けるのがおすすめです。色々な場所に爪とぎ場所を用意しておけば、猫がどこにいても爪を研げるので、家具への被害を減らせます。

爪とぎスペースには、猫が好きなタイプの爪とぎを置いておきましょう。猫の好みが分からない場合は、縦型の爪とぎや横になるタイプ、壁に取り付けるキャットシェルフなど、色々置いてみるのもひとつの方法です。

爪とぎスペースの周りには、猫がくつろげる場所もつくってあげてください。爪をといだり遊んだりした後、リラックスしたい猫もいます。クッションやベッドを近くに置いておけば、きっと喜んでくれるでしょう。

家をつくるときに猫の爪とぎスペースを複数用意しておけば、猫が快適に暮らせるだけでなく、家具への被害を減らせるので、人のストレスも溜まりません。家をつくる際は、猫だけでなく、人も心地よく過ごせることを意識して設計することが大切です。
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猫と住む家で取り入れたい設備・アイテム3選

ここでは、猫と住む家をつくる際に取り入れたい設備やアイテムについて詳しく説明します。猫との快適な生活を実現するためにも、ぜひお読みください。

空調設備

猫と一緒に住む家には、エアコンなどの空調設備が必要です。なぜなら猫は気温が25℃前後の場所が好きで、寒すぎたり暑すぎたりすると元気がなくなってしまうからです。

家をつくった後からでも導入できる扇風機やストーブは転倒などの危険があり、猫がケガをしてしまう原因となります。家をつくるタイミングで床暖房を導入すれば、快適さだけでなく猫の安全も確保できます。

また、空調設備に空気清浄機能もつけておけば、部屋中の空気を清潔に保てるのでおすすめです。いつでも猫の臭いや毛・室内のホコリなどが取り除かれ、猫と人が共に快適に過ごせるでしょう。

空量設備は猫と人が快適に暮らすための必需品です。後から設置もできますが、家全体の空調設備を整えるのはコスト面や時間的にも大変なものです。家をつくる際は、ぜひ空調設備の設置を事前に検討してみてください。
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キャットステップ

猫と楽しく過ごすための大切なアイテムのひとつが、キャットステップです。キャットステップは、猫のための「階段」や「ジャングルジム」のようなものです。猫にとっては、楽しい遊び場所となるでしょう。

キャットステップを設置することで猫の行動範囲が増え、運動不足も解消できます。ジャンプや駆け回りながら楽しむ姿は、見ている人にとっても楽しいものです。

猫の好奇心を満たすのにキャットステップはピッタリでしょう。高い場所から部屋全体を見下ろすことで、猫はとても落ち着きリラックスできます。安心して過ごすことでストレスも解消されるため、問題行動を起こしてしまうなどの心配が減らせます。

キャットステップは猫の生活を豊かにして、より一層楽しい共同生活をサポートしてくれるすてきなアイテムです。猫と一緒の理想の生活を叶えるためにも、ぜひ設置を考えてみてください。

猫専用ドア・通路

猫と一緒に住むときに、便利なものがあります。それは「猫専用ドア」と「通路」です。

「猫専用ドア」は、普通のドアよりも小さくて、猫だけが通れるドアです。これを家につけると、猫は自分で部屋から外に出たり入ったりできるようになります。部屋と部屋を自由に行き来したり、トイレに行ったりできるようになり、人がわざわざドアを開けてあげるといった手間をかけずに済みます。

「猫専用の通路」は、家の中で猫だけが通れる狭い道です。通路があると、猫は好きな場所に効率よく移動できたり、狭い場所を探検したりできます。通路は便利なだけでなく、猫の冒険心を刺激し満たしてしてくれるでしょう。

猫専用のドアと通路を設置することで、猫も人もストレスなく快適に過ごせます。猫との楽しい生活を送るために、猫専用のドアと通路の設置を検討してみてください。

【間取りあり】猫と人ともにストレスフリー!快適な住まいの事例を3つ紹介

ここでは、猫と人が快適に暮らせる住まいを実現した事例を3つ紹介します。間取りも掲載しているので、家をつくる時の参考にしてください。

事例1:キャットステップや猫専用ドアのある家

高いところを上下で移動するのが好きな猫のために、リビングと吹き抜けの壁面に2階へ行き来できるキャットステップを設置しました。キャットステップは、厚みのある板を金物で壁面に固定しています。
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自分でDIYもできそうですが、家を設計する際にキャットステップの設置を相談すると、猫の動線も含めた間取りがつくれるんですね。
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1階のトイレスペースからキャットステップをあがっていくと、吹き抜けの壁まで移動できるようになっています。吹き抜けの壁には猫用の出入り口をつくってあるので、そのまま2階のホールに入ることができます。
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ペットドアは部屋の壁面以外にも設置することができるんですね。
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そうなんです。また、こちらは壁をくり抜いてつくった猫用の出入り口ですが、場所によってはロック機能のあるドア付きもありおすすめです。
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ロック機能があると、猫の出入りを調整したい場所には便利ですね。
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キッチンには危険なものもあるので、猫が入れないようにしたいというご要望もありました。
建具や室内窓で設置してリビングと仕切っていますが、キッチンにいても室内窓からリビングの様子がわかるようになっています。
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猫は作業台にも上がってきてしまうので、キッチンが閉めきれるようになっていると安心ですね。
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事例2:キャットルームのある家

こちらの家では施主様の要望で、来客時やお留守番の時などに、猫が安心・安全に過ごせるようキャットルームをつくりました。1階のLDKに設置されたキャットルームは、1.6帖の個室です。
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足下の猫専用ドアはロック機能付きなので、完全な個室として締め切ることも可能ですが、開けておけば、普段は自由に出入りできますよ。
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必要なタイミングで締め切ることができる猫専用の部屋があるのは安心ですね。
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事例3:猫と一緒に暮らす!完全分離型・二世帯住宅の家

こちらは「猫が楽しめるスペースを確保しつつ、二世帯住宅のため親世帯の方に猫が行き来できないようにしたい」といったお客様の要望のもと、建築されました。
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施錠付きのドアと土間空間を使って親世帯の住まいとはしっかり分け、親世帯側に猫が行ってしまうのを防いでいます。
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明確に分けられていれば、猫が親世帯側に逃げてしまう心配がありませんね。
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リビングにはキャットステップを設置しました。半吹抜け空間の高い窓まで猫が上がって、外の景色を楽しむことができます。
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こういった猫がストレスなく過ごせるスペースが複数あると、多頭飼いでも猫たちみんながリラックスできて、飼い主としても嬉しいですね。
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階段の下には猫専用のトイレスペースを配置することで、デッドスペースを解消しながら猫も人もストレスなく快適に暮らせる空間をつくり上げています。
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トイレスペースを事前に作っておけば、家をつくってから場所を決めるのに迷うことが無くて良いですね。
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まとめ

猫と一緒に住む理想の家をつくるためには、間取りや設備に工夫が必要です。猫は日向ぼっこや窓辺でのんびりするのが好きなので、窓際に猫の過ごせるスペースを設けると良いでしょう。また、遊び場として楽しめるキャットステップも用意すると、猫がより一層喜んでくれます。

猫用のトイレスペースも欠かせません。階段下など静かな場所に設置すれば、デッドスペースを活かせます。また、猫の脱走を防ぐために対策を考えることも必要です。

猫との幸せな生活を実現するために、ステーツでは、お客様のご要望やご予算に合わせたご提案をすることができます。ぜひお気軽にご相談ください。

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ステーツ暮らしのアドバイザー
一級建築士や一級施工管理技士、インテリアコーディネーターなどのステーツの専門家が、家づくりにまつわるお役立ち情報や、みなさまの不安・疑問にお応えします。 注文住宅に数多く関わらせていただいた専門家の視点で、実際のステーツの事例とともに、家づくりに関するアドバイスをご紹介します。