後悔しないランドリールーム!家事動線が便利な間取りの事例集
洗濯にまつわる家事効率がアップするランドリールームの作り方にはポイントがあります。
今回の記事では、そんなランドリールームの間取りのポイントと事例をご紹介します。
- ランドリールームとは
- 事例01:洗濯物が多い場合におすすめのランドリールーム
- 事例02:洗濯物が多く、スペース狭めの場合におすすめのランドリールーム
- 事例03:脱衣室に洗濯機を設置する場合のおすすめのランドリールーム
- 事例04:サンルームに洗濯機を設置する場合のおすすめのランドリールーム
- ランドリールームにまつわるお悩み・要望
- 1.干す場所が足りない
- 2.ハンガーのままクローゼットにしまいたい
- 3.すぐ畳める家事カウンターが欲しい
- 4.固定のアイアンパイプを設置したい
- 5.電動昇降物干し竿が欲しい
- 6.スロップシンク(洗濯専用の洗い場)がほしい
- 失敗しないランドリールームのポイント
- 洗濯機と干す場所を近くする
- キッチンとお風呂の近くに設置する
- サンルームは乾きやすい場所にする
- まとめ
ランドリールームとは
ランドリールームとは、洗濯に関する家事を行う場所のことで、「洗濯室」と呼ぶこともあります。
家事が楽になる動線のコツは、洗濯に関する「洗う、干す、たたむ、片付ける」までの家事を一箇所で出来るランドリールームを計画的に作ることです。
なるべく長い距離を移動せず、同じ空間や無駄のない効率的な流れを設計することで、家事の負担を減らすことができます。
事例01:洗濯物が多い場合におすすめのランドリールーム
参考事例01
脱衣ランドリー4.25帖+ファミリークローゼット3.1帖
家族構成:夫婦+子供3人
設備タイプ:洗濯機
ライフスタイル:家族人数が多い。(=干すものが多い。)
メリット:たくさん干せる。すぐに畳んで隣のクローゼットに全てしまえる。
デメリット:面積を使ったので、建築費用が掛かる。
一つ目の事例は、洗濯物が多いご家庭向けのランドリールームの間取り図です。
M様はお子さんが3人いて、洗うものが多く、干すスペースを広めに確保しました。
たくさんの衣類がしまえるよう、3.1帖確保しました。
事例02:洗濯物が多く、スペース狭めの場合におすすめのランドリールーム
事例02
脱衣兼ランドリー2帖
家族構成:夫婦+子ども2人
設備タイプ:ガス乾燥機と洗濯機
ライフスタイル:乾燥機で時短したい。
メリット:ガス乾燥で早く乾く。スペースが少なくて済む。
デメリット:設備費、光熱費が高くなる(時間をお金で買う考え方。)
洗濯物が多くても、部屋干しスペースを広く取れない方で、なるべく家事の負担を減らしたい共働き家庭におすすめはこちらです。
ガス乾燥機を設置することで、洗濯物を干す手間と時間を減らすことができます。
事例03:脱衣室に洗濯機を設置する場合のおすすめのランドリールーム
事例03
サンルーム1.67帖・脱衣室1.5帖
家族構成:夫婦+子供二人
設備タイプ:脱衣室に洗濯機
ライフスタイル:脱いだら洗濯機に入れたい。お風呂の残り湯を洗濯機に使いたい。
メリット:お風呂から洗濯機が近いので脱いだらすぐ入れられる。おふろの残り湯を使える。
デメリット:洗濯した水を含んだ衣類をサンルームまで運ぶ必要がある。
ランドリールームを設計するときに重要なのは、洗濯機を置く場所です。
こちらは、洗濯機を浴室前の脱衣室に設置した場合の間取りです。
浴室前の脱衣室に洗濯機を設置すると、入浴時に脱いだ服をそのまま洗濯機にいれることができるのがメリットです。
サンルームは、キッチン横に設置することで料理などの家事をしながら洗濯物を干すこともできます。
あと、やっぱり浴室前の脱衣室に洗濯機があると、家族が脱いだ服をそのまま洗濯機に入れられるので便利ですよね。お風呂の残り湯を洗濯に使えるのも節約になるので気になっています。
ただ、こちらの間取りでは洗濯した後の濡れた洗い物をサンルームまで運ぶ手間があるのがデメリットです。
事例04:サンルームに洗濯機を設置する場合のおすすめのランドリールーム
事例04
サンルーム2帖
家族構成:夫婦+子供2人
設備タイプ:サンルームに洗濯機
ライフスタイル:洗ってすぐ干したい。脱衣室からは水を含んでいない脱衣類をサンルームに持ち運ぶでOK。
メリット:サンルームに洗濯機があるので、洗ってすぐ干せる。
デメリット:脱衣室からは水を含んでいない脱衣類をサンルームに持ち運ぶ必要がある。
最後の事例は脱衣室ではなく、サンルームに洗濯機を設置しているパターンです。
一番のメリットは、洗濯機から出した洗濯物をすぐそのままサンルームで干せるので、濡れた重たい洗濯物を運ぶ手間が省けます。
ただし洗濯をする時、脱衣室から洗濯する服をサンルームの洗濯機まで運ぶ必要があります。
こちらは洗濯したものを運ばずに、その場で干せるのは魅力的です。
今も干す場所まで濡れた洗濯物を毎回運ぶのを負担に感じています。こちらのパターンの方が家事は楽になりそうです。
どっちを取るか悩んでしまいます...!
ランドリールームにまつわるお悩み・要望
ここからは、ランドリールームにまつわる施主様のよくあるお悩みや要望をご紹介させていただきます。
1.干す場所が足りない
一番多いお悩みは、洗濯物を「干す場所が足りないこと」です。
地域やライフスタイルによって外干し・部屋干しのニーズは異なりますが、ステーツが手がける注文住宅では、平均的に2帖前後のサンルームを設置するケースが一般的です。
もちろん、サンルームは広く作っておくのがベストですが、スペースの確保が難しい場合は、洗濯機の乾燥機能の活用や、ガス乾燥機の検討もおすすめします。
また、外干し派の方へのおすすめの事例は、屋根によって日差しをよけながら外干しができる「ラナイ」のある家や、プライベートテラスのある家もあります。ご参考にご覧ください。
2.ハンガーのままクローゼットにしまいたい
家事の負担を減らすために、洗濯物をたたまず、ハンガーのままクローゼットにしまえる様にしたいという要望は多いです。
その場合おすすめは、サンルームの近くにファミリークローゼットをつくることです。この方法のメリットは、干したあと片付けやすく家事の時短にもなります。ファミリークローゼットの広さは、2帖程度が平均的です。
ファミリークローゼットがある事例:
3.すぐ畳める家事カウンターが欲しい
ランドリールームにあると便利なのでおすすめしたいのが「家事カウンター」です。
「家事カウンター」とは、家事作業ができるカウンタースペースのことで、取り込んだ洗濯物をその場で畳んだり、アイロンがけをすることもできます。
サンルームの下にカウンターを設置しておけば、干したあと、すぐその場で畳んで片付けができるので、家事楽、時短につながります。
家事カウンターがある事例:
4.固定のアイアンパイプを設置したい
サンルームに設置する物干しも、お部屋の雰囲気をこわさないようにおしゃれな物を選ぶ方が多いです。
施主様からご要望いただくことが多いのが、固定式のアイアンパイプです。
固定式のアイアンパイプの人気の理由は、すっきりしたデザイン性と、洗濯を干す時に安定していて揺れないことです。
施主支給されることが多いのがこちらのToolBoxのアイアンパイプです。
参考外部サイト:
- toolbox アイアンハンガーパイプ
https://www.r-toolbox.jp/stories/productstory/1620/
5.電動昇降物干し竿が欲しい
さきほどの要望とは逆で、固定式ではなく、物干し竿の高さ調整ができる可動式のものを希望されることもあります。
高さ調整できるメリットは、干した後、高い位置にしておくと洗濯物の下を人が通行しやすく、スペースを有効的に使用できます。
事例:電動物干し竿(動画)
6.スロップシンク(洗濯専用の洗い場)がほしい
スロップシンクとは、汚れ物を洗うための底の深い流し台のことです。
洗面台とは別で設置することで
ペットのシャンプー
くつを洗う
掃除用具を洗う
汚れ物のつけ置き洗い
など、多目的に使用できます。
洗濯機の近くに設置すれば予備洗いなどもしやすいのでおすすめです。
失敗しないランドリールームのポイント
ここからは、失敗しないランドリールーム作りの注意点とポイントをご紹介します。
ご紹介してきた事例と合わせて確認してみてください。
洗濯機と干す場所を近くする
家事効率を重視する場合は、洗濯機と干す場所を近くにすることをおすすめします。
洗濯機が1階なのにサンルームは2階の場合、毎回階段を上り下りする手間が発生します。
家事楽・時短を最優先するなら「洗う、干す、たたむ、しまう」の動線がなるべく1直線でできる様に間取りを配置することがポイントです。
キッチンとお風呂の近くに設置する
水回りの設備はなるべくまとめておくと家事動線が楽になるポイントの一つです。
キッチンの後ろにお風呂とランドリールームを並べると、料理などの家事をしながらお風呂の準備や洗濯もできるのでおすすめです。
サンルームは乾きやすい場所にする
天気・時間にかかわらず部屋干しできるサンルームは人気ですが、湿気対策や乾きやすい場所かどうかも確認してください。
対策としては窓を設置し、風通しをよくすることが大切です。
可能であればサンルームを角部屋にすると、二面に窓を設置することができるのでおすすめです。
まとめ
洗濯という家事は毎日の暮らしに大きな影響を与えるものです。
ステーツでは、ライフスタイルや家族構成にあわせて一番使いやすいランドリールームをご提案できます。注文住宅なので間取りやデザインも自由に対応可能です。
ただいまオンラインや展示場で間取りの無料相談を実施中です。ぜひお気軽にご相談ください。