こんにちは。新潟南展示場の須田です。
先月に少しお休みをいただき、旅行に行ってきました。行先はスリランカ。
熱帯の気候に育まれた大スケールの自然や数々の世界遺産、青く美しいインド洋などとても魅力的な国でした。
そしてスリランカといえば!建築家「ジェフリー・バワ」
バワ設計の建築群をいくつか体感してきましたのでご紹介します。
■ジェットウイングラグーン
初期のバワのホテル。バワの精神を受け継ぐ弟子によって改装され、2012年にリニューアルオープン。コロンボの空港からアクセスがよく、賑やかなニゴンボの町から少し離れた静かな場所に位置します。
プールの周りに回廊が巡らされ、長屋のような客室棟へアクセスできるシンプルな構成。回廊を走る専用のカートもあります。
なんだか小さい住宅が並んだようなちょっとした街にも見えます。
深い軒に赤瓦のおおらかな屋根掛け。低層なので空が広く開けて気持ち良い。
朝日に照らされたニゴンボラグーン。漁をする小舟がぷかぷか浮かんで、なんともスローな空気が流れています。
■ヘリタンス カンダラマ
時間の経過とともに緑に埋もれるように設計されたホテル。
周りは森、岩、山、湖。人工物がないまさに大自然です。
そこを縫うように配置された全長1kmのこちらの建築物。
ホテルの中にも岩がむき出しになっています。
ほぼ半屋外空間です。
建物と自然が一体になったような設計です。
インフィニティプール。
お風呂やトイレからもこの景色。
■ベントタビーチホテル
海沿いのベントタ地区にあるビーチリゾートです。
彫刻やバティック、家具や調度品などもバワの建築ではすべて見どころです。
こういう心地よい小さな居場所が回廊の途中など所々にあり、見つけるたびに足を止めてくつろいでしまいます・・・。
■ジェットウイングライトハウス
世界遺産の城壁都市ゴールの程近く位置するビーチリゾート。
圧巻なのは芸術家ラキ・セナナヤケのこの彫刻です。
このらせん階段をのぼると・・・
真っ青なインド洋。この景色がひろがります。・・・写真ではなかなか伝わりませんが。感動しました。
荒々しいインド洋。岩に波が打ち付けます。
・・・などなど。
この他にもいくつかバワ建築を見てきたのですが、その多くがスリランカの気候風土や歴史、自然を取り込んだ設計になっています。
バワ建築を見る際はスリランカの歴史や風土を学び、自然や遺跡と合わせて巡ると多くの気づきがあり、ぐっと面白みが増しますのでお勧めです。