一年中快適な家を実現！間取りのポイント、設備・性能、サイズ選び、コスト、間取り事例まで紹介！

一年中快適な家とは、どの季節でも心地よく過ごせる住まいのこと。そのためには、夏は涼しく冬は暖かく、湿気や乾燥も防ぐ環境づくりが大切です。特に、日本は四季があるので、季節ごとの住環境の課題に対応する必要があります。

夏の暑さや冬の寒さ、梅雨時の湿気や冬の乾燥した空気は、住み心地を大きく左右することも。例えば、断熱性能が高い家は、エアコンの効きが良くなり、夏も冬も快適に過ごせます。

また、性能の高い換気システムを備えれば、空気がこもらず常に新鮮な空気を保つことができます。

また、その他にも快適な家をつくるには、次のような要素が重要です。

・適切な明るさ
・静かな住環境
・十分な収納スペース
・動きやすい間取り
・確保されたプライバシー

快適な家は、家族みんなが心地よく暮らせる場所です。自分や家族にとってどんな環境が理想かを考えながら、家づくりを進めましょう。

快適な家の間取りにするには、何に配慮したら良いのでしょうか。以下では、特に注意したいポイントを紹介します。

快適な家をつくるためには、日当たりと風通しをしっかり考えた間取りにすることがポイントです。明るい日差しと自然の風は、部屋を心地よく保ち、健康的な暮らしに繋がります。

例えば、日当たりの良い方角に窓を設けると、一日を通して自然光が入って、明るい部屋に。また、風通しを良くするために、2箇所に窓を設ければ、空気がスムーズに流れ、湿気や臭いを防げます。

夏と冬のの温度差を減らすうえで効果的な方法は、「部屋をつなげて空気を共有する」間取り設計です。これにより、どの部屋に移動しても一年を通して温度が安定し、冬の廊下での急な寒さを防げます。

ただし、この方法は高気密・高断熱の家で行うことが適しています。断熱性が低い家で部屋を繋げると、暖房が効きにくくなり、光熱費が高くなる恐れがあるからです。

窓配置で通風を確保しつつ、断熱性を高めれば、一年中快適な住環境を実現できます。

開放感のある快適な間取りにするには、吹き抜けやスキップフロアを取り入れることも効果的です。

吹き抜けを設けると自然光が家全体に行き渡ります。これは、昼間の照明使用を減らせて、節電にもなるポイントです。
また、スキップフロアは空間に変化を生み出し、開放感を演出できる間取りです。

2階に部屋を作れるくらいのスペース分、1階の高さを低くすることでスキップフロアの天井を高くし、広がりを持たせられます。

スキップフロアの大きなメリットは、スキップ部分とリビング空間が近づくことで、適度な距離感を保ちながら、家族それぞれの居場所を確保できる点です。

離れすぎず、近すぎずの空間設計によって、家族が自然とつながりやすくなる住まいを実現できます。

快適な家にするためには、どのような設備・性能が必要なのでしょうか。

一年中快適な家を作るには、断熱と気密の性能を高めることが大切です。室内の温度を一定に保ち、夏は涼しく冬は暖かい環境を作れるからです。断熱・気密性の向上にはまず、断熱材選びが重要です。

断熱材には、グラスウールや発泡ウレタンなどがあります。グラスウールは価格が手頃で、吸音効果がある点が特徴。発泡ウレタンは防音効果があり、隙間にしっかり密着し、高い気密性を実現します。

高気密・高断熱の住宅は、冷暖房の効率が良くなり、光熱費の節約につながります。また、外の寒さや暑さを遮るため、年中快適な住環境が保てます。

ステーツの住宅は、標準仕様でも高気密・高断熱性能を備えており、断熱・気密性の高い、快適な住まいを実現可能です。

室内の空気を常にきれいに保ち、体調を守るためには、換気や空調の工夫が欠かせません。

例えば、24時間換気システムは、窓を開けなくても部屋の空気が入れ替わり、ホコリや湿気、においを効果的に排出できます。カビの発生を抑え、健康的な住まいを維持することが可能です。

また、床暖房や全館空調を取り入れると、家の中の温度差が少なくなり、冬は足元から温かく、夏は家全体を涼しく保てます。特に全館空調は、部屋ごとの温度調整がしやすく、一年中快適な環境を作れる設備です。

快適な家をつくるためには、屋外環境を上手に活用することが大切です。自然を取り入れると心身がリフレッシュし、日常の暮らしが豊かになります。

例えば、庭やウッドデッキを設ければ、家の中にいながら自然を感じられます。季節の花や木々が目を楽しませ、朝や夕方に外の空気を吸うだけで気分転換になるでしょう。

外からの人目が気になる場合は、植栽や屋外専用のエクステリアなどを活用してうまく目隠しを施せば、バーベキューや読書などのアウトドア活動を快適に楽しめる、最適な空間になります。

快適な家づくりには、市販のアイテムをうまく取り入れることが大切です。

その中でも、給気口にフィルターを装着する方法は特におすすめ。給気口は外の空気を室内に取り込む重要な設備だからです。

お家の壁によくついているこの四角い箱、なんだかわかりますか？🤔
　
これは家の中の空気を入れ替えるための給気口で、プッシュすると3段階で空気孔の大きさ調整が可能！オプションにはなりますが、花粉や空気清浄フィルターも装着できるので花粉の時期や幹線道路沿いのお家も安心できちゃいます！🤗 pic.twitter.com/Tw4l7JY8fL

— 株式会社ステーツ【公式】🏡 (@states_jp) June 3, 2024

この給気口は、プッシュ操作で3段階に空気の通り道を調整できます。さらに、オプションの花粉フィルターや空気清浄フィルターをつければ、花粉の季節や幹線道路沿いの家でも、きれいな空気を保てます。

実際に、ステーツの公式Xで花粉対策フィルターについて投稿したところ、多くの反響がありました。それだけ関心が高いアイテムといえるでしょう。

市販のフィルターをうまく使えば、手軽に空気環境を改善できます。健康で快適な暮らしのために、ぜひ取り入れてみてください。

快適な家にするには、どれくらいの広さや天井の高さが必要なのでしょうか。以下では、適切な家のサイズと天井の高さを解説します。

家の広さは、家族の人数やライフスタイルに合わせて、考えることが大切です。広ければ良いというわけではなく、限られたスペースでも快適に暮らせる間取りがポイントになります。

国土交通省は2016年の「住生活基本計画」で、最低限必要な居住面積を定めています。それによると、1人暮らしなら25㎡、4人家族なら50㎡（約30帖）の住宅面積が目安です。ただし、これはあくまで最低限度の広さで、実際に暮らすには少し窮屈に感じるでしょう。

そこで、豊かな暮らしを送るための広さとして、1人暮らしは55㎡、4人家族なら125㎡（約76帖）が示されています。これは一般的な戸建て住宅の平均的な広さに近く、家族それぞれが自分の空間を持てる広さです。

また、間取りも重要です。例えば、夫婦2人暮らしであれば、リビング、ダイニング、キッチン（LDK）と夫婦それぞれの個室を確保できる3LDKが快適でしょう。限られた面積でも、収納を工夫したり、仕切りを少なくしたりすることで広く感じられます。

このように、家族の人数や暮らし方を考慮し、自分たちに合った広さやレイアウトを選ぶことが、快適な住まいづくりを考えるうえで重要です。

天井の高さは、部屋の印象を大きく左右する重要なポイントです。同じ広さの部屋でも、天井が高いと広々と感じ、低いと圧迫感を覚えます。では、どのくらいの高さが心地よいのでしょうか。

まず、一般的な天井高は2,400mmです。この高さは、多くの人が快適に感じるバランスの取れた標準的なサイズです。さらに、2,500mmを超えると空間の広がりを実感でき、開放感が高まります。

一方、3,000mmを超える高天井は特別な印象を与えますが、日常の居住空間では落ち着かない場合があります。

また、高天井や勾配天井は、空間を広く感じさせるだけでなく、上部の壁面を活用して深型収納を設置することで、収納力を高めつつスッキリとした空間になります。収納を上手に取り入れることで、高い天井でも無駄なく活用できます。

家を建てる際は、広さや間取りだけでなく、予算も大切なポイントです。限られた予算の中で、快適さとコストパフォーマンスを両立させるためには、事前の計画と優先順位の整理が欠かせません。

以下では、快適な家を作るための価格について解説します。

一般的に、高性能な住宅は1,500万円から3,000万円程度が相場とされています。高性能住宅は、断熱性や耐震性が優れており、長期的に光熱費を抑える効果があります。そのため、初期費用はやや高めですが、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えます。

さらに、補助金や助成金を活用することで、負担を大きく軽減できます。例えば、省エネ住宅向けの補助制度では、数十万円から数百万円の支援を受けられることがあります。こうした制度を上手に利用することで、コストを抑えつつ、高品質な住まいを実現できます。

光熱費を抑える省エネ設計も、重要なポイントです。エネルギー効率の高い家は、毎月の光熱費を大きく減らせます。断熱性を高めたり、再生可能エネルギーを活用したりする工夫が効果的です。

さらに、太陽光発電や蓄電池を導入すると、電気代の節約につながります。日中に発電した電力を蓄電池に貯めて夜間に使えば、電力会社からの購入を減らせます。また、余った電力は売電することで収入を得ることも可能です。

以下はステーツが建てた、快適な家の間取り事例の一例です。

こちらは、季節に応じて快適な室内環境となる、パッシブデザインを取り入れた事例です。

リビングの外に設けた屋根付きテラスが、夏は高い角度から差し込む強い日差しを遮り、室温の上昇を抑えます。一方で、冬は低い角度の日差しを室内に取り込み、自然な暖かさを提供する点が特徴的です。冷暖房の効率が高まり、光熱費の節約にも繋がっています。

自然の力を上手に活用した、環境にも家計にもやさしい間取りです。

こちらは、半吹抜けを採用したことで、開放感と快適性を両立した事例です。

吹抜けを半分に抑え、2階に小屋裏収納を確保。部屋の容積が減って、冷暖房効率も向上しました。広がりを感じながらも光熱費を抑えられる、快適な空間が実現した住まいです。

こちらは、洗面スペースからトイレ、脱衣室までが一つの空間に繋がった事例です。

冷暖房の効果が行き渡り、季節を問わず快適に身支度ができる間取りになっています。トイレも冷暖房空間に直結しているため、部屋間の温度差が少なく、ヒートショックのリスクを抑えられる点もポイントです。

さらに、脱衣室を開放しておけば、お風呂の前後も快適な温度が保てます。動線がスムーズで、家族全員が安心して使える工夫が詰まった間取りです。

一年中快適な家をつくるには、間取り・設備・サイズ選び・コストなど、多角的な視点が大切です。今回紹介した内容を参考に、メリット・デメリットを考慮しながら自分や家族に合った家づくりを目指しましょう。

ステーツではプランナーがご家族一人ひとりのお気持ちに寄り添って、お客様が納得いく家づくりをサポートいたします。ぜひお気軽にご相談ください。