予算2,000万円台での注文住宅は一体どのような間取りになるのでしょうか?この記事では、予算内で快適な家を実現するための注意点や実際の実例を詳しく紹介します。コストを抑えて家を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。
2000万円で注文住宅は建てられるのか?
結論からお伝えすると、2,000万円(建物代)で注文住宅は実現可能です。
国土交通省の「建築着工統計調査(2022年度)」によると、一戸あたりの平均工事費予定額は2,110万円と言われています。
住宅金融支援機構の「2022年度フラット35 利用者調査」によると、延床面積の全国平均は注文住宅で122.8㎡(約37坪)。
延床面積が37坪程度の場合、3LDKであればリビングを広くしたり、大きめのウォークインクローゼットを設置したり、さらに書斎を設けたりなど、ゆとりのある間取りにできます。
3〜4人家族で暮らすのに適している30坪程度の住宅も、ステーツではグレードによっては2,000万円で実現します。
参考:建築着工統計調査(2022年度)|国土交通省
参考:2022年度フラット35 利用者調査|住宅金融支援機構
注文住宅2000万円台の間取り実例4選
ここでは、手頃な価格帯でありながらも魅力的な2,000万円台の注文住宅の間取り実例を紹介します。理想的な空間と機能性を兼ね備えた、理想の住まいを手に入れるヒントがここにあります。ぜひ参考にしてください。
どんなライフスタイルにも対応できる機能性の高い家
延床面積:102.68㎡
費用:2,000万円台前半
家族構成:夫婦、子供2人
延床面積は31坪というサイズで、お掃除や管理がしやすいコンパクトな規模に仕上げました。また、廊下を最小限に削減することで、約20帖の広々としたLDKを実現し、快適な水回り動線も構築しています。2階もしっかりとした広さを確保しており、家族のプライベートな空間も十分に配慮されています。
この設計により、快適な生活が実現できました。どんなライフスタイルにも対応できるスペースと機能性を兼ね備えているため、ご家族の未来にぴったりな住まいになることでしょう。
1階で生活が完結する間取り
延床面積:99.09㎡
費用:2,000万円台前半
家族構成:夫婦、子供2人
そして、1階に主な機能を集約したことで、リビングエリアには通常確保できない2.7mもの天井高を実現できました。17帖の広々としたLDKには、開放感が溢れています。
ステーツでは、このような空間の有効活用と開放感を両立させたお住まいづくりをお手伝いします。ご質問やご希望があれば、どんどんお聞かせくださいね。
コンパクトな生活動線の平屋
延床面積:82.81㎡
費用:2,035万円
家族構成:夫婦、子供2人
階段がなく、すべての部屋をワンフロアに配置。家族とのコミュニケーションが自然と生まれる、温かい空間が魅力です。
ナチュラルカラーで統一された空間には、心を穏やかにし、リラックスできる雰囲気があります。日々の疲れを癒し、自然と笑顔が溢れる空間となるでしょう。
細部までこだわったトータルコーディネートにより、洗練された上質な空間を実現しています。住む方のライフスタイルに合わせた、理想の住まいが実現しました。
子育てや来客など柔軟に活用できる1階和室
延床面積:104.33㎡
費用:2,398万円
家族構成:夫婦、子供2人
畳は適度な柔らかさがあるため、赤ちゃんから幼児期の子育ての際に安心という声もあります。座卓と座布団を配置すれば、家族で囲む食卓や、くつろぎの空間として活用できますよ。
高齢者が過ごす部屋としても、安心感があります。畳は足に優しく疲労感が少ないですし、万一の転倒時も大事に至りにくい安心感がありますよね。
ステーツの畳は和紙+防水コーティングの琉球畳となっており、日焼けしにくく、汚れを拭きとりやすいメリットがあります。
2000万円台で注文住宅を建てるときの注意点
2,000万円台と予算を抑えつつ理想の住まいを実現するためには、慎重な検討が不可欠です。ここでは、2,000万円台で注文住宅を建てる際の注意点に焦点を当て、注意点を紹介します。理想の住まいを手に入れるために、ぜひご覧ください。
優先順位をきちんと決める
注文住宅を2,000万円台で建てる際に大切なのは、「何を重要視するかをしっかり考え優先順位をきちんと決めること」です。まずは、必需品や欠かせない設備を決めて、それを基に予算内でどれだけ実現できるかを考えましょう。
たとえば、家族の構成や生活スタイルに合わせて、寝室やリビングを大切にするか、それともキッチンやバスルームにこだわるかなど、優先順位をつけることで、予算内で理想の住まいが実現できます。
譲れないポイントをはっきりさせて、その他の部分には柔軟にアプローチすることが、予算内での満足度を高めるコツです。優先順位を守りながら、予期せぬ問題にも備えることで、2,000万円台でも素敵な注文住宅が実現できるでしょう。
2000万円台の内訳を明確にする
注文住宅を2,000万円台で建てる際に大切なのは、「予算の内訳を明確にする」ことです。まずは建築費用や設備費用、土地の購入費用など、予算を具体的な項目に分け、各項目にどれだけのお金を使うかの配分を考えます。これにより、無駄な出費を避けつつ、大切な部分に十分なお金を使うことができます。
建築費用は、面積、構造やデザイン、使う材料によって大きく変わります。設備費用はキッチンやバスルームなどの設備にかかるお金で、ここでも優先順位が大切です。土地の購入費用も忘れずに考えましょう。
明朗な予算内訳は計画をたてる基盤となり、ストレスなく家づくりを進める手助けになります。また、予期せぬ出費に備えるためにも、余裕をもたせることが重要です。こうした慎重な計画と内訳の明確さによって、2,000万円台での注文住宅の建築がスムーズに進み、理想の住まいが実現可能となります。
月々の返済額を考慮する
注文住宅を2,000万円台で建てる際に、考慮すべき大切なポイントは「月々の返済額」です。住宅ローンの支払いは、長い期間にわたる金銭的な負担になるので、自分や家族の生活スタイルや将来の予定を考えながら、慎重に計画する必要があります。
まずは、予算内で建築や土地購入に力を入れつつ、将来的にも大きな負担なく支払える金額を見積もりましょう。金利や返済期間の選択も考え、余裕をもたせた返済計画をたてます。月々の支払いを無理のない範囲に抑えることで、生活にも余裕ができ、将来の変化や急な支出にも対応できます。
また、ローンの支払い以外の生活費や予期せぬ出費も考え、全体的な月々のお金の使い方を考慮することも大切です。適切な予算管理と計画的な支払いは、安心して住まいを楽しむためのカギとなります。
返済計画をたてることは将来を見越してじっくり進めるべき大切なステップですので、しっかりと検討を重ねましょう。
家自体の性能を落とすのはNG
注文住宅を2,000万円台で建てる時に、大事なのは「家の性能を損なわないこと」です。予算の制約で優先順位を決めなければなりませんが、基本的な住宅の性能は大切にしたいポイントです。
例えばローコスト住宅は、経済的な負担を軽減しながらも、快適な住まいを実現する選択肢の一つとして考えられています。
しかし、初期費用は安価なものの、注文住宅会社のスキルによっては高価格帯の住宅と同等の性能や耐久性、快適性を提供できない場合があります。価格が安いだけでは理想の暮らしを実現できない可能性がある点には注意が必要です。
断熱性などの基本的な性能は、快適な室内環境やエネルギー効率に直結しています。これらを犠牲にすると、冷暖房費用が上がったり、快適な生活ができなくなる可能性があります。長い目で見れば、メンテナンスや修繕にお金をかけることも考えられるのです。
予算内で建てるためには、デザインや設備にこだわりつつも、基本的な性能はしっかり保つことが大切です。住まいの耐久性や快適さは、家族の健康や幸福につながるからです。適切な投資として考え、慎重に選択しましょう。
建物の性能は将来の生活に影響を与える重要なポイントです。予算とバランスを取りながら家づくりを進めることが、理想の住まいの実現につながります。
プランナーに相談しながら計画を進める
注文住宅を2,000万円台で建てる際には、「プランナーに相談しながら計画を進める」ことがとても大切です。プランナーは経験豊富で、予算内で理想の住まいを実現するお手伝いをしてくれます。
まずは、プランナーに自分たちの希望や予算を伝えて、家族の構成やライフスタイルに合わせた最適なプランを提案してもらいましょう。プロのアドバイスを取り入れることで、機能性やデザインのベストなバランスを見つけやすくなります。また、建材や設備についても選び方のアドバイスをしてくれます。
プランナーとのコミュニケーションを通じて、予算内でどの要素に重点を置くかを明確にし、計画を効果的に進めることができます。予算を守りつつ、理想の住まいを叶えるためには、プランナーとの協力が不可欠です。
新築住宅を建てる費用を抑えられるポイント
予算を抑えながらも理想の新築住宅を手に入れるためには、知恵と計画が必要です。ここでは、新築住宅を建てる際に費用を抑えるための重要なポイントを紹介いたします。賢い選択と工夫を凝らして、快適で魅力的な新しい住まいを手に入れましょう。
家の形
新築住宅の費用を抑えるには、家の形が重要なポイントです。「縦と横の比率が同じ」といった、シンプルな形のほうが費用を抑えられます。
例えば中庭のある家の場合、形がコの字型になることが多く、住宅の形が複雑になりがちです。その分の工数やコストがかかると、費用も膨らみます。
複雑な形状の家は、外壁材の使用量が多くなるので、施工の手間も増えます。部屋の数が多い、スキップフロアがあるなど、間取りが複雑になるほど、壁やドアなどの間仕切りが多くなり、施工の手間と費用が増えるからです。
新築住宅の費用を抑え、安全で快適な住まいを実現したい場合は、シンプルな形の家にしましょう。
水回りの設備
新築住宅を建てる際に、建設費用を抑えるポイントとして、まず「水回りの設備」にフォーカスすることをおすすめします。費用を抑えるためには、、ブランドやデザインよりも機能性とコスト効率を考えてみましょう。シンプルで実用的なキッチンやバスルームの設備を選ぶことで、予算を上手に削減できます。
同時に、設備の選択肢を考える際には、省エネ性能にも注目しましょう。エネルギー効率の高い給湯器や節水機能のあるトイレなどを選ぶことで、ランニングコストを抑えられます。
水回りの設備に工夫を凝らすことで、快適で機能的な住環境を確保しながら、建設費用を抑えることができます。慎重なプランニングと適切な選択により、予算内で高品質な水回りの設備を備えた新築住宅が実現できるでしょう。
室内のインテリア
新築住宅の建設費用を抑えるためには、「室内のインテリア」にちょっとした工夫を加えることがおすすめです。
室内の塗装や床材の選び方もコストに影響します。シンプルで使い勝手がよく、お手入れしやすい素材を選ぶことで、建築後のコストも抑えることができます。
インテリアにおいては、予算内でこだわりをもちつつも、無駄な贅沢を避けることが大切です。バランスを保ちつつ、機能的で美しい室内を実現することで、予算を守りながら心地よい住まいが生まれます。
外観・外壁の材料
新築住宅を建てるときに、建設費用を効果的に抑えるためには、外観デザインをシンプルながら魅力的なデザインにすることが大切です。複雑な構造や装飾は手間と費用がかかりますが、シンプルな外観は建築費用を抑えるだけでなく、メンテナンスもシンプルになる可能性があります。
外観デザインの選択は、建物全体の印象を左右する要素です。予算内で理想的な外観を実現するためには、プロの建築家やデザイナー、プランナーのアドバイスを受けることも検討しましょう。
土地
新築住宅を建てる際に費用を抑えるポイントの一つは、「土地」の選び方です。土地の金額はさまざまな要素により大きく変わってきます。例えば、駅に近いなど利便性の高い場所の地価は高くなる傾向にあります。郊外や道路が狭い土地などを選べば価格を抑えることができるでしょう。
まずは自分がどのようなポイントを重視するかよく検討しましょう。
土地の形状や傾斜も考慮するポイントです。整形地や平坦な地形は建築がしやすく、基礎工事のコストを抑えることができます。逆に、不整形地や傾斜がある場所は造成費用がかさんでしまう可能性があります。慎重に選んで、建築コストを効果的に管理しましょう。
土地の広さも予算に影響します。必要な広さを最小限にしながら、ちょうどいい広さを確保することで建築費用を抑えることができます。土地選びは注意深く行い、プロのアドバイスも取り入れることが大切です。適切な土地の選定は、予算をしっかりと抑える手助けになります。
まとめ
注文住宅では、2,000万円台の予算でも平屋や2階建てなど理想的な家の間取りを実現できます。大切なのは優先順位をつけて計画を立てることや、予算内で使い道を考えることです。返済額や住宅の性能にも気をつけながら、無理のない理想の家づくりを目指しましょう。
プランナーと相談して進めていくこともおすすめです。水回りや室内、外観・外壁、土地の選定など、予算を抑えるポイントはたくさんあります。
ステーツでは、お客様が新しい家で心地よい暮らしを実現できるよう、慎重かつ柔軟な提案を心がけています。注文住宅の建築を考えている方は、どんな些細な疑問でもお気軽にご相談ください。