【家事動線のいいキッチンの間取り・レイアウト】アイデア例や後悔しないためのポイントを解説!
暮らしの中でキッチンはとても重要な設備です。キッチンを中心に家事だけではなく、家族の暮らし方も変わってくるので、家事と生活が便利になるキッチンのつくり方についてご紹介いたします。
家事動線のいいキッチンの間取りのポイント
まずは家事動線のいいキッチンをつくる時のポイントを、ピックアップしてご紹介いたします。
1.キッチンの近くに水回りを集約する
キッチンの近くにお風呂やランドリールーム、洗面台などの水回りを集約すると家事がしやすい間取りになります。
例えば、キッチンで料理をしながら洗濯物を干しに行ったり、お風呂の準備をしたり、同時進行で家事がしやすいので、家事楽や時短につながります。
2.回遊性のある間取りにする
キッチンのまわりを回遊できるような間取りにすると、キッチンで家事をしながらいろいろな動作がしやすくなります。
また、回遊動線にすると複数の人がキッチンにいる場合も、一方向だけではなく別な方向からも出入りできるため使いやすくなります。
3.キッチンの近くにパントリーを設置する
パントリーとは、食品のストックや食器や道具などを収納できるスペースのことです。キッチンの近くにパントリーを設置すると、必要な物をすぐ取り出せたり、収納が増えるのでキッチンが整頓されて使いやすくなります。
4.キッチンにいながら子供を見守れる
キッチンにいながら子供の様子を見守れる間取りは、家事と子育ての負担を減らすためには重要なポイントです。
子供が小さいうちは、安全にキッチンから見守れる工夫が必要です。
また、子供が大きくなってくると、キッチン脇のリビングにスタディカウンターを設置して料理をしながら子供の勉強を見守れると安心です。
5. キッチンの近くにワークスペースを設置する
キッチンの近くに壁付のワークスペースを設置しておくと、料理の合間に作業ができて便利です。
リビングの見守りもできる場所であれば、子供の様子を見ながら仕事をしたり、在宅ワーク時の作業スペースとしても活用できます。
6.コンセントの数と位置を検討する
キッチンは意外と電気を使う物が多いので、コンセントの数と位置が重要になってきます。将来どんな家電をどこで使いたいかも含めて、できるだけコンセントが便利な位置に配置できるように検討してください。
7.玄関からの動線
買い物から帰った時、キッチンへ荷物を運びやすい動線になっていると家事の負担が減るのでおすすめです。たとえば、玄関からリビングへ向かう動線とは別に、キッチンとパントリーへつながる動線があると、帰宅後すぐに荷物をしまうことができます。
理想のキッチンの間取りとアイデア実例集
ここからは、ステーツで建てた施工事例からおすすめのキッチンの間取りをご紹介します。使い勝手や家事動線のいいキッチンをピックアップいたしました。
事例01:女性目線の回遊動線で便利なキッチン
家族構成:夫婦+子供2
キッチンの形式:I型キッチン
1つ目の事例は、おうちカフェが楽しめるキッチン・リビングと、女性目線の家事楽動線を中心に作られたキッチンと間取りです。
遊び心のある腰壁のアイデア
通常キッチンの目隠しとして使用される腰壁ですが、斜めのラインにすることで、デザイン的にも遊び心を演出しています。
油の飛び跳ねなどが気になるコンロ側は腰壁が最も高くなるようにし、シンク側はリビングが見渡せるように腰壁が低くなっているので実用性も兼ねています。
玄関からつながるパントリーと家事動線
こちらの事例の一番のポイントは、女性目線で家全体の動線が考えられているところです。
玄関からすぐにパントリーへ入れるので、買い物した荷物を部屋の奥まで運ぶ負担が減ります。
また、キッチンの裏側に水回りを配置し、回遊できる動線もあります。家事をしながら洗濯などの他の家事もしやすく、回遊できるので移動もスムーズです。
おうちカフェが楽しめるダイニング
家事で忙しい毎日でも、自宅でカフェにいるような気分を楽しみたいという要望で作られたダイニングスペースです。
アクセントのタイル壁と木目を生かしたおうちカフェをイメージした内装になっています。
事例ページ:
事例02:リビングと家族を見守れるキッチン
家族構成:夫婦+子供2
キッチンの形式:I型キッチン(アイランドの配置)
こちらの事例は、I型のキッチンをアイランド型に設置して、キッチンのまわりを回遊できる動線にしています。
生活の動線としては、帰宅したらすぐ着替えてからリビングに入る動線を中心に、水回りを配置しています。
腰壁のあるアイランド型で実用性を重視
キッチンは、I型のものを使用していますが、コンロの脇に壁を設置して、コンロ使用時の飛び跳ねを防いでいます。
また腰壁をつけることで、リビング側から作業台が見えないようにし、すっきりとした印象を与えています。
小上がりの畳スペースを隣接
キッチンの隣には6帖の小上がりの畳スペースがあり、子供が小さいうちはここで遊ばせながら家事をすることも可能です。
キッチンのそばに直線状で並んだ水回り設備
キッチンのそばには、お風呂、ランドリールーム、ファミリークロークが直線状に並んでいます。キッチンから近いので、同時並行で洗濯やお風呂など他の家事もスムーズに行えます。
事例ページ:
事例03:すっきりと片付く収納できるキッチン
家族構成:夫婦+子供2
キッチンの形式:I型キッチン(アイランド型に配置)
キッチンをできるだけすっきり見せたいという方におすすめなのが、隠せる収納のアイデアです。キッチン背面に大きな収納棚をつくり、引き戸で隠せるようになっています。
また、キッチンからゴミ出しできる勝手口や、その他の水回りの動線も工夫しています。
壁面を活用した背面収納
キッチンはI型のものを使い、フラット対面式で設置しています。腰壁がないので圧迫感がなく、白いタイルが室内のインテリアとしてもアクセントになっています。
また、背面の壁面はすべて収納棚になっており、引き戸で隠すことができます。
勝手口や水回りへの動線
キッチンのそばには勝手口があり、ゴミ出しなどで外へ出ることができます。
また、キッチンの背面からランドリールームなどの水回りにつながっているので、キッチンで家事をしながら洗濯などの他の家事もスムーズに行えます。
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事例04:コンパクトな間取りにおすすめの家事楽キッチン
家族構成:夫婦+子供2
キッチンの形式:I型キッチン
こちらの事例では、限られた広さの一階に水回りとキッチン、リビングを配置できるようにコンパクトにまとめました。また、キッチンのすぐそばにランドリールームを設置することで、「炊事」と「洗濯」を同時に行えるようにしています。
洗濯も同時にできるキッチン
キッチンの隣にはランドリールームがあり、調理の合間に洗濯物を干したり、畳んだりすることができるようになっています。また、家族みんなが使えるファミリークロークが水回りに近いので、家事だけではなく、家族の生活動線も便利になっています。
省スペースでも使いやすいキッチン
作業台の前面は壁で塞がれていますが、隣にあるダイニングテーブルと、その先にあるリビングへ横方向に移動して空間を使えるようになっています。
ダイニングとリビングスペースは横並びになっていて、コンパクトですが吹き抜けなどもあり、空間を広く感じさせる工夫も取り入れています。
見守りもできるスタディカウンター
キッチンの前、リビングの一角にスタディカウンターを設置しています。キッチンに立って作業をしながらも見守りができます。
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まとめ
ステーツでは、家事動線がよくなるポイントをおさえつつ、それぞれの施主様のライフスタイルやご要望に合わせてキッチンとその周辺の間取りをプランニングいたします。
土地の方角やいろいろなご要望が重なった場合も、施主様の暮らし方をヒアリングさせていただき、専門のプランナーが最適な間取りをご提案いたしますので、是非一度ご相談ください。